ステージ9を終え、競技はあと1日。トヨタ&アル-アティヤ、リードを広げる
ダカールラリーの競技9日目が行われ、トヨタのナサール・アル-アティヤがさらにリードを広げた。勝利に向け、さらに1歩近付いた印象だ。
写真:: Red Bull Content Pool
ダカールラリーの競技9日目の走行が行われ、前日まで首位を独走していたトヨタのナサール・アル-アティヤが、3度目のステージ優勝を記録。2番手のナニ・ローマ(ミニ4x4)との差を51分27秒に広げた。
一方で、上位を走っていたドライバー多には、不運が相次ぎ、ステファン・ぺテランセル、セバスチャン・ローブ、シリス・デスプレらがいずれもトラブルに見舞われ、2時間以上の遅れとなった。
ペテランセルは、この日のスタート直後にクラッシュ。この10年で初めてのリタイアとなった。この事故の影響で、彼のコ・ドライバーであるデビッド・カステラが負傷。病院に搬送された。
「僕らは砂丘を乗り越え、次の砂丘に到達した」
そうペテランセルは説明した。
「すべてのことが、一瞬で起きてしまった。デビッドはその時、ロードブックを見ていたから、衝撃に備えることができなかったんだ」
アル-アティヤとローブは、この日は同時刻にスタート。ローブはハイペースで飛ばし、アル-アティヤの視界から消えていった。その結果、最終のウェイポイントでは、ローブが10分先行する形となった。
しかしローブは最終区間でストップ。これにより、アル-アティヤが先行することになった。
またデスプレも最終ウェイポイントまでアル-アティヤを上回る速さを見せたが、残り20kmのところで転倒。ラリーに復帰してこの日のゴールを目指したものの、アル-アティヤから40分遅れのフィニッシュ知った。また、前述のように終盤
ストップしてしまったローブは、結局1時間16分の遅れであった。
残る競技日程はあと1日。112kmのコースを無事に走りきれば、アル-アティヤは悲願の優勝を手にすることができる。トヨタにとっては、ダカールラリー初優勝でが目前に迫ったということになる。ちなみに、2位ローマとの差は51分あまりだ。
ローマはこの日2番手。ローブに約1時間の差をつけており、2位の座は安泰であると見られる。この日苦しんだローブも、首位と2時間差の3番手につけており、表彰台の可能性を残したまま最終日を迎える。
総合順位(トップ10/自動車部門):
Pos. | Crew | Car | Time/Gap |
1 | Nasser Al-Attiyah Mathieu Baumel |
Toyota | 33h09m12s |
2 | Nani Roma Alex Haro |
Mini 4x4 | 51m27s |
3 | Sebastien Loeb Daniel Elena |
Peugeot | 2h02m37s |
4 |
Kuba Przygonski Tom Colsoul |
Mini 4x4 | 2h33m51s |
5 | Cyril Despres Jean-Paul Cottret |
Mini Buggy | 2h55m13s |
6 |
Martin Prokop Jan Tomanek |
Ford | 3h29m06s |
7 | Yazeed Al-Rajhi Timo Gottschalk |
Mini 4x4 | 4h28m22s |
8 |
Giniel de Villiers Dirk von Zitzewitz |
Toyota | 7h08m16s |
9 | Ronan Chabot Gilles Pillot |
Toyota | 8h11m46s |
10 | Benediktas Vanagas Sebastian Rozwadowski |
Toyota | 8h15m26s |
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments