ダカールラリー開幕。X-raid Miniのサインツ首位、セバスチャン・ローブにはいきなり試練
2021年のダカールラリーがサウジアラビアでスタート。X-raid Miniのカルロス・サインツがステージ1の首位に立った。
写真:: X-raid
毎年、年明けからスタートする伝統のダカールラリー。2021年はサウジアラビアを舞台に、1月3日から本格的にスタートした。ステージ1はサウジアラビアのジェッダからビシャまでの277kmのステージ。4輪部門のトップは何度か入れ替わり、最終的にはX-raid Miniのジョン・クーパー・ワークス・バギーを駆るカルロス・サインツがトップとなった。
1月2日に行なわれたプロローグ(11kmの短いステージ)では、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組の303号車がトップタイムをマークしたが、ステージ1では序盤の37kmで3分ほどタイムロスし、ポジションを下げてしまった。
逆にプロローグでパンクに見舞われ、28番手からのスタートだったサインツはこの日好調で、最終的にチームメイトのステファン・ペテランセルを22秒上回り、ステージ1トップとなった。
2輪4輪合計で13度ダカールを制している大ベテランのペテランセルは、ステージ1の終盤50kmでパンクに見舞われたこともあり、総合順位でも5秒差でサインツがトップとなっている。
ミニ勢がワンツーを占める中、2019年以来2度目の総合優勝を目指すトヨタ勢はトップ5に入れず。304号車のジニエル・ド・ヴィリエールが9分以上遅れて8番手、アル-アティヤが12分ほど遅れて10番手というポジションだ。
イギリスのレーシングカーコンストラクターであるプロドライブは、バーレーンの政府系ファンド『マムタラカト』の支援を受け、『バーレーン・レイド・エクストリーム』(BRX)としてダカールラリーに初挑戦しているが、ナニ・ローマが総合6番手とまずまずの滑り出しとなった。
一方、ローマのチームメイトであるセバスチャン・ローブは3度もパンクに見舞われ、合計で24分もタイムロス。総合18番手に沈んでいる。
2輪部門ではKTMのトビー・プライスが首位。27秒差でホンダのケビン・ベナバイスが追っている。昨年王者のリッキー・ブラベックは、ナビゲーショントラブルで出遅れ、16分遅れの総合24番手となっている。
Standings after Stage 1 (Top 10)
Pos |
Driver |
Car |
Time/Gap |
---|---|---|---|
1 |
Carlos Sainz |
Mini |
3h11m24s |
2 |
Stephane Peterhansel |
Mini |
5s |
3 |
Martin Prokop |
Ford |
4m23s |
4 |
Mathieu Serradori |
Century |
6m34s |
5 |
Khalid Al Qassimi |
Peugeot |
8m14s |
6 |
Nani Roma |
BRX |
9m17s |
7 |
Jakub Przygonski |
Toyota |
9m18s |
8 |
Giniel de Villiers |
Toyota |
9m41s |
9 |
Yasir Seaidan |
Century |
9m53s |
10 |
Nasser Al-Attiyah |
Toyota |
11m54s |
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