セバスチャン・ローブ、ダカール初制覇ならずも「恥じることは何もない」
セバスチャン・ローブは、2022年のダカールラリーで全力を尽くし、総合優勝に手が届かなかったことについて、「恥じることは何もない」と語った。
写真:: A.S.O.
2022年のダカールラリーを総合2位で終えたセバスチャン・ローブ(プロドライブ/BAHRAIN RAID XTREME)は、ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ)を倒すために全力を尽くし、敗れたことについて「恥じることは何もない」と語った。
ラリー前半の1週間で、マシントラブルやナビゲーションミスにより、アル-アティヤから1時間近く離されたローブだったが、ラリー後半はステージ8での勝利をはじめ、アル-アティヤとの差を詰めていった。
しかし2台のギャップは大きく、ローブは逆転できずに総合2位でラリーを終えた。過去7年で6度、ダカールラリーに挑戦してきたローブの初制覇は、少なくとも来年までお預けとなった。
ローブは、トヨタのハイラックスT1+と、BRXハンターのパフォーマンスを考えると、アル-アティヤとの差を縮めるために、できることはもうなかったと語り、最終的な結果に不満を持っていないという。
「スタートから遅れたこと、各ステージで大きなギャップがないことを考えると、技術的な問題とナビゲーションのミスで時間をロスした時点で、50分の遅れをとっていたのだから、それ以降は懸命に時間を稼ぐしかなかった」
「それが僕らの仕事だ。それからは素晴らしいラリーができた。ミスをすることなく、常にハードに走り、ナビゲーションも良かった。あちこちで数分の遅れを取り戻したが、ステージで大きなギャップが生じることはないラリーだった」
「上位陣のレベルは高く、タイトで、他の時代よりも多くのクルマがトップグループで戦っている」
「だから、大きなギャップを作るのは難しいし、タイムを上げるのも難しい。でも、ナッサーは完璧なラリーをやってのけた。これ以上はないと思うし、何も恥じることはない」
ダカールラリー4勝目を飾ったアル-アティヤは、過去2回はX-raid mini勢に対して全力を出さなければならなかったこともあり、コンサバティブなアプローチに切り替えるのが難しかったという。
「初日から大きなギャップを築き、それを最後まで維持することができた」とアル-アティヤは語った。
「2週目は、2番手のセブとの差をコントロールした。強さと集中力が必要だったから、マネジメントは簡単ではなかった。スピードはとても遅かった。いつもはプッシュしている僕にとって、これは簡単なことではなかった」
「ラリー前、スタートの時に、メインターゲットはセブで、ずっと戦い続けることになるだろうと思っていた。でも、僕たちは本当にラッキーで、ダカール1週目からいいタイムが出せたんだ」
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