セバスチャン・ローブ、ダカール・ラリーに5度目の挑戦へ。プロドライブとタッグ
セバスチャン・ローブは2021年のダカール・ラリーに、プロドライブが運営するバーレーン・レイド・エクストリームから参戦するようだ。
9度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブは、1月にサウジアラビアで開催されるダカール・ラリーに『バーレーン・レイド・エクストリーム』(BRX)から参戦することが、motorsport.comの取材で分かった。
現在46歳のローブはプジョーのマシンに乗り、2016年から4度ダカール・ラリーに挑戦。2017年には総合2位となっている。
BRXは、イギリスのレーシングカーコンストラクターであるプロドライブが、バーレーンの政府系ファンド『マムタラカト』の支援を受けて立ち上げたチームだ。今年2月に、4輪トップクラスT1への初参戦を発表した。
ローブのコ・ドライバーは、WRC時代からの相棒だったダニエル・エレナが務める。また、ナニ・ローマもローブのチームメイトとしてBRXから参戦する。
2018年、WRCにスポット参戦したローブは第12戦ラリー・カタルーニャで5年半ぶりに優勝。その後、シトロエン/プジョーグループとの長い関係に終止符を打ち、ヒュンダイと2年契約を結んで定期的にWRCに出場してきた。
しかし新型コロナウイルスの流行により、2020年シーズンのプログラムはわずか2戦のみ。それも先日のラリー・トルコで終了したため、10月に中東で行なわれるBRXのテストに参加することになった。
それに先立ち、ローマは今月初めにチーム最初のドライバーに任命され、今週イギリスで『BRX T1 4x4』プロトタイプで初期テストを行なっている。
ダカール復帰は確実視されているものの、ヒュンダイとの契約を延長するかどうかは明らかになっていないため、WRCでの将来はまだ不透明なままだ。
motorsport.comの調べによると、ローブは今年初めにトヨタとダカール・ラリー参戦について話し合いをしていたものの、互いに納得のいく合意には至らなかったようだ。
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