ダカールラリー初参戦のミーク、砂丘でのテストを満喫「クリスマスの子どものような気分だ!」
ベテランラリードライバーのクリス・ミークは、2021年のダカールラリー参戦に向けてPHスポーツと行なった砂丘でのテストについて、クリスマスの子どものような気分を味わったと語った。

ベテランラリードライバーのクリス・ミークは、ダカールラリー初挑戦に向けて、PHスポーツと行なった砂丘でのテストについて「クリスマスの子ども」のような気分を味わったという。
WRCドライバーとして5勝を記録しているミークは、1月にサウジアラビアで開催されるダカールラリーに、PHスポーツのゼファーT3を駆って初挑戦する。
彼はPHスポーツと共にアブダビ・デザート・チャレンジとドバイ・バハといったラリーレイド・イベントにも参戦する予定だったが、両イベントは新型コロナウイルスにより開催中止となってしまった。
ミークは夏に南フランスでテストを実施。そしてドバイの砂丘でもテストを行なった。彼は砂丘での走行は「本当にスペシャルな感覚だった」と振り返り、スノーボードに例えた。
「僕は今41歳だけど、初めて砂丘を走った後の僕の顔を見たら、まるで少年のようだったと思うよ。クリスマスの子どもみたいな気分だったからね!」
「僕は雪が好きでたくさんスノーボードをしてきた。まるで新雪の山の中でスノーボードしているみたいだったんだ」
「砂丘は新雪の中を何キロも好きなだけ滑れるような感じだった。本当にスペシャルな感覚だったけど、すぐに砂漠に対してどれだけリスペクトしなければならないかを学ぶことができた」
「シンプルなことだけど、太陽が空を移動している間にどれだけ見え方が変わるかということなんだ。昼間は砂丘の端が見えず、影も消えて全てがほとんど同じに見えてしまう。本当に気をつけなくてはいけない」
「でも砂丘の中を走るのは本当に素晴らしい体験で、その虜になってしまったよ」
ミークのコドライバーには、ダカールでの経験が豊富なウーター・ロゼガーが起用された。2019年にトヨタでWRCを戦っていた際の相棒であるセバスチャン・マーシャルは選択肢にあったのかと訊くと、マーシャルはダカールにあまり興味がなく、砂漠での走行経験もないため、賢明な選択肢ではないと考えたと、ミークは明かした。
「セブと一緒にやることも考えたが、彼はまだ32歳と若い。ダカールには若すぎるのかもしれないね! 彼は今のところあまり興味がないと言っていた」
「アブダビでもドバイでも準備する機会がなく、砂漠に行ったことのないふたりでダカールを走るのは、賢明な選択ではなかったと思う」
「だからこそウーターを選んだんだ。彼は経験豊富だ。彼は当初の計画ではコンラッド・ローデンバッハとダカールに出るつもりだったが、それができなくなった。彼にとって最善の選択肢は僕だと思うよ」
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