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BMW、”挨拶”なしのアウディDTM撤退に憤慨「スポーツマンらしくない」

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BMW、”挨拶”なしのアウディDTM撤退に憤慨「スポーツマンらしくない」
執筆:
2020/05/06 8:24

BMWは、アウディが突如としてDTMからの撤退を発表したことに、スポーツマンらしくないと不満を持っている。

 アウディは、4月27日に2020年シーズンをもってDTM(ドイツツーリングカー選手権)からの撤退を発表した。BMWにとって、この発表は驚くべきものだったようだ。

 2012年にシリーズ3番目のメーカーとして、DTMに加わったBMWだが、今やDTMに残る唯一のメーカーになってしまった。

 BMWの研究開発部門責任者であるクラウス・フローリッヒは、アウディが公式発表まで撤退を隠していたことを非難した。

「そのニュースは私を驚かせ、がっかりさせた」と、フローリッヒはドイツのウェブサイト『Suddeutsche.de』に、アウディの撤退についてそう語った。

「驚いただけではなく、セカンドパートナーである我々に事前に話をしなかったのは、スポーツマンらしくないと感じる。私は本当に驚いたんだ」

「メルセデスが撤退した時は、オラ・ケレニウス(現ダイムラーCEO)が私に直接電話をして、経緯や理由を説明してくれた。プロフェッショナルだったし、感謝している。アウディはそのチャンスを逃した」

「公式発表の直前、ゲルハルト・ベルガー(DTMを運営するITRの会長)からアウディの撤退を知らされた。私は彼と密に連絡を取っている」

「そして彼も、アウディの理事会から実務レベルの連絡を受けたが、他のパートナー同様、非常に連絡が遅かったという」

「どんな決断だとしても、会社は好きなようにそれを実行できる。だが、公平さとスポーツマンシップという点で、アウディはDTMともっと違ったコミュニケーションができたはずだ」

 アウディはDTM撤退の理由のひとつとして、フォーミュラEへの取り組みを強化すると述べている。しかしDTMも、環境に優しいシリーズを目指す独自のロードマップを明らかにしており、フローリッヒはアウディのアプローチに疑問を呈した。

 DTMよりもフォーミュラEを優先するというアウディの決定について、「私から見れば、議論の余地はない」とフローリッヒは語った。

「我々はDTMを変えたかった。その最初の段階として、自然吸気のV8エンジンから効率的な4気筒ターボエンジンに切り替えた。そして2022年からハイブリッド、2025年から完全電動ツーリングカーとする予定だった」

「DTMは、グローバル化について考えてきた。それが、我々が推し進めてきたことだ。共に多くの作業をしてきたにもかかわらず、アウディがそれを危険に晒しているという事実に驚いている」

「DTMは2025年までに完全に電動化することを望んでいるため、DTMに留まるのではなくフォーミュラEに集中するという声明は理解できない」

「DTMの柱を断ち切ることで持続可能性が高まるのか、フォーミュラEの方が電動モビリティを伝える上で長期的に実行可能なカテゴリーなのか……私はそれに疑問を持っている」

 

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この記事について

シリーズ DTM
執筆者 Rachit Thukral