ベルガー、”甥っ子”アウアーの活躍に期待「スーパーフォーミュラで大きく成長した」
DTMを主宰するITRのゲルハルト・ベルガー会長は、甥のルーカス・アウアーがスーパーフォーミュラで大きく成長したと語った。
写真:: Masahide Kamio
元F1ドライバーで、現在はDTM(ドイツツーリングカー選手権)を主宰するITRの会長を務めるゲルハルト・ベルガーは、甥のルーカス・アウアーについて、2019年に日本のスーパーフォーミュラに参戦したことで大きく成長したと評価。DTMによりうまく適応できると語った。
アウアーは2015年から2018年にかけて、メルセデスからDTMに参戦していたが、2018年限りでメルセデスがDTMから撤退。アウアーはレッドブルからのサポートを受けて、スーパーフォーミュラへと戦いの場を移した。
アウアーのシングルシーターカテゴリーへの本格参戦は、F3ヨーロッパ選手権でランキング4位になった2014年以来5年ぶり。チームも、B-MAX Racingがmotoparkと組んで初年度という状況だったが、アウアーは第3戦のSUGOで3位表彰台を獲得し、ランキング9位でシーズンを終え、周囲の期待に応えた。
アウアーはスーパーフォーミュラへの参戦継続に前向きなコメントも残していたが、最終的にBMWと契約しDTMへの復帰を選択した。
ベルガーは、アウアーがより強力なドライバーとなってDTMに戻ってくると信じている。
「日本でのシーズンは、彼の個人的な進歩において、大きな一歩となった」と、ベルガーはmotorsport.comに語った。
「彼は初めて故郷を離れ、独り立ちして異なる文化の中で自分の道を見つけることを学んだ。スーパーフォーミュラはF1に次いで速いフォーミュラカーであるため、彼のドライビング技術も成長した」
ベルガーは、アウアーがDTMでドライバーズタイトルを狙えるはずだと考えている。アウアーはメルセデスからDTMに参戦した4年間で、既に4勝を挙げており、ランキング6位がベストの成績となっている。
「元々、日本でF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを集めるのが、彼の目標だった」とベルガーは語った。
「それはうまくいかなかったが、彼はそれを受け入れた。私としては、彼の今の目標はDTMでトップクラスのドライバーになり、チャンピオンを争うことだと思う」
DTMは2019年に、スーパーGT GT500クラスとの共通技術規則であるClass1規定に準拠したマシンを導入した。アウアーはDTMのマシンに再び適応する時間が必要になるのかと訊かれたベルガーは、次のように答えた。
「それはまだ評価するのが難しい。最初はマシンに慣れる必要があるかもしれない」
「だが、彼はより速いマシンに慣れているし、簡単に切り替えはできるはずだ」
Lucas Auer, B-Max Racing Team
Photo by: Masahide Kamio
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