【DTM】アウディ、今シーズンから使用する新世代マシンを発表
DTMに参戦するアウディは、今シーズンから使用する新たなマシンを発表した。







ドイツツーリングカー選手権(DTM)に参戦するアウディは、参戦3メーカー中最も早く新マシンを発表した。
DTMでは今年から新たなマシンが導入される。このマシンは新しいエンジンとなり、さらにスーパーGTとの統一規則に沿う形で、様々な部分で”共通パーツ”が導入が推し進められている。
今季のマシン変更の主な目的は、レースの魅力を向上させることにある。そのため、アウディ、 BMW、メルセデスの3メーカーは、より多くのパワーを持ち、ダウンフォースを削減したマシンを走らせることになる。
エンジンは引き続きV8エンジンを使用するが、エアインテークや冷却システムを変更することによって、500馬力以上のパワーを生み出すことになる。
車高は高くなり、フロントスプリッター、フロア、リヤディフューザー、リヤウイングのジオメトリー(配置)も変わり、ダウンフォースが削減される。
現在は、コストカットのために3メーカーが同一のサスペンションを使うことになっている。またタイヤを供給するハンコックは、デグラデーションの大きいタイヤを用意。またスリックタイヤについては、タイヤウォーマーの使用が禁止される。
アウディの新マシンは市販のRS5をベースにしているが、その外観は一新されている。
アウディ・モータースポーツの代表を務めるディーター・ガスはmotorsport.comに対し、以下のように話した。
「新たなレギュレーションは、DTMというスポーツを向上させ、マシンをより魅力的なものにしていく中で、コスト削減を目指した大きな努力を反映している」
「DTMにとってもエキサイティングな時代だ。我々のマシンのダウンフォースは削減されたが、よりパワーがあって柔らかいタイヤもある」
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