
DTM最終戦ホッケンハイムの金曜フリー走行は、BMWのマルコ・ウィットマンが首位。スーパーGT勢はホンダのジェンソン・バトンが最上位だった。
DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)最終戦ホッケンハイムの金曜フリー走行が2セッション行われ、BMWのマルコ・ウィットマンがトップタイムをマークした。今回ゲスト参戦しているスーパーGT勢の中では、ホンダのジェンソン・バトンが15番手で最上位となった。
4日(金)午前中に行われたセッションはウエットコンディション。ハンコックのウエットタイヤを初めて試したスーパーGT勢にとっては試練のセッションとなった。レクサスのニック・キャシディがザックス・カーブでクラッシュし、日産の松田次生も同様のインシデントに見舞われたのだ。
キャシディはわずか3周、松田は17周でセッションを終えることとなった。一方、ホンダのバトンは周回を重ねデータ収集。最終的にバトンは、トップとなったティモ・グロック(BMW)から2.6秒遅れの16番手でセッションを終えた。
午後のセッションでは路面コンディションが良くなり、全体的にペースが上がった。レクサスLC500には平川亮が、日産GT-Rにはロニー・クインタレッリが乗り込んだ。午前中のクラッシュの影響で、LC500のボンネットは塗装されていない状態のパーツを搭載。平川は17番手、クインタレッリは21番手だった。
このセッションでは、R-モータースポーツのポール・ディ・レスタが最終コーナーでクラッシュ。オンボード映像では、ディ・レスタがターンインした際に、ステアリングコラムが動いてしまっているのが確認された。
ディ・レスタのマシン処理が終わると、ウィットマンが2度ベストタイムを更新。2019年王者に輝いたレネ・ラスト(アウディ)を0.6秒上回り、この日の総合トップタイムである1分29秒881を記録した。
セッション終了時には、DTMのレースフォーマットに慣れていないスーパーGT勢のために、セーフティカー走行とリスタートの練習が行われた。
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順位 | # | ドライバー | クルマ | タイム | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | | BMW M4 Turbo DTM | 1'29.881 | |
2 | 33 | | Audi RS 5 Turbo DTM | 1'30.489 | 0.608 |
3 | 16 | | BMW M4 Turbo DTM | 1'30.583 | 0.702 |
4 | 53 | | Audi RS 5 Turbo DTM | 1'30.656 | 0.775 |
5 | 51 | | Audi RS 5 Turbo DTM | 1'30.916 | 1.035 |
6 | 99 | | Audi RS 5 Turbo DTM | 1'30.962 | 1.081 |
7 | 25 | | BMW M4 Turbo DTM | 1'31.026 | 1.145 |
8 | 21 | | Audi RS 5 Turbo DTM | 1'31.113 | 1.232 |
9 | 7 | | BMW M4 Turbo DTM | 1'31.151 | 1.270 |
10 | 28 | | Audi RS 5 Turbo DTM | 1'31.253 | 1.372 |
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この記事について
シリーズ | DTM |
イベント | Hockenheim |
ドライバー | Marco Wittmann |
執筆者 | Tom Errington |