クビサ、BMWのカスタマーチームからDTMに参戦? スポンサーも関与か
アルファロメオF1チームのリザーブドライバーとなったロバート・クビサは、BMWの新しいカスタマーチームから、DTMに参戦する可能性が高まっている。
写真:: BMW AG
2019年、F1レギュラードライバー復帰を果たしたロバート・クビサ。しかし所属したウイリアムズのマシンの戦闘力は低く、シーズンを通して苦戦を強いられた。
クビサは、1年限りでウイリアムズを離脱。2020年シーズンはアルファロメオのリザーブドライバーを務めることになっている。
しかしクビサは昨年から、F1でサードドライバー的な役割を担いつつも、いずれかのレースに参戦したいという意向を語っていた。その最有力候補として考えられてきたのは、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)である。
昨年12月、クビサはヘレス・サーキットで、BMWのDTMのマシンをテストしている。motorsport.comが取材したところによれば、アルファロメオと契約を結んでいるものの、クビサはDTMに参戦することができる内容になっているようだ。
BMWのDTMファクトリーチームは、ブルーノ・スペングラーがIMSAに参戦することになったため、まだ空席が残っている状態だ。クビサはこの枠に収まるものとみられていた。しかし最新の情報では、新たに参戦するBMWのカスタマーチームに、クビサが加入することになりそうだ。というのも、この新チームは、クビサの個人スポンサーでありアルファロメオにスポンサードを行なうPKNオーレンからの資金提供を受けることになるというのだ。
このBMWのカスタマーチームの計画は、アストンマーチンのDTMのプロジェクトが不確実であることにより、拍車がかかったと考えられている。アストンマーチンはHWAとの提携を解消することになったため、まだエンジンが未定の状態なのだ。
なおクビサは、アルファロメオでの役割と並行して別カテゴリーに参戦することで、苦労する可能性があることを認める。
「レースをすることは、僕にとっては常に優先事項だった。それが、僕がレーシングドライバーになった理由だ」
クビサはポーランドの放送局、TVP Sportにそう語った。
「ラリードライバーでもあったけど、それは実際には、レースのDNAでもある。それはまだ、僕の目標だ。とはいえ、ふたつのプログラムを組み合わせる必要があるため、状況は異なる」
「それは簡単なことじゃない。時間や、僕がどう注力するかということだけではないんだ。他の側面もある」
実際に2020年の両カテゴリーのカレンダーを見てみると、日程がバッティングしている週末が3つある。カナダGPの週末にはアンデルストープ、フランスGPの週末にはモンツァ、イタリアGPの際にはアッセンで、それぞれDTMのレースが行なわれる予定だ。
「僕はF1のほぼすべてのレースに帯同する」
そうクビサは語った。
「ドライバーが欠場した場合には、僕が代わりにレースに出るんだ」
なおクビサのパーソナルスポンサーであるPKNオーレンは、F1と並行してDTMに参戦するかどうかは、クビサ次第だと語る。
「これはロバートの仕事だ」
PKNオーレンのダニエル・オバテクはTVP Sportにそう語った。
「我々がノーと言うことはない。ロバートもノーと言うことはないだろう。しかし、どうなるか見てみよう。おそらく、すぐに何らかのニュースがあるはずだ」
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