佐藤万璃音、2023年はヨーロピアン・ル・マン参戦へ。ユナイテッド・オートスポーツの3台目で耐久レースへ挑む

2022年シーズンまでFIA F2に参戦していた佐藤万璃音が、2023年はユナイテッド・オートスポーツからヨーロピアン・ル・マンシリーズへ参戦することが発表された。

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 昨年までFIA F2に参戦していた佐藤万璃音が、2023年シーズンはユナイテッド・オートスポーツからヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)に参戦することになった。

 佐藤は2019年のユーロフォーミュラ・オープンで、角田裕毅やリアム・ローソンなど名だたるドライバーが参戦する中圧倒的な強さを発揮してチャンピオンを獲得。同年のシーズン後半から、FIA F2への参戦をスタートさせ、昨年まで同シリーズを戦ってきた。2022年の成績は、6ポイント獲得のランキング22位だった。

 2月2日、ユナイテッド・オートスポーツはELMSのLMP2クラスに参戦する22号車の体制を発表。佐藤がそのドライバーのひとりとして起用されたことが明らかになった。佐藤のチームメイトはフィル・ハンソンとオリバー・ジャービスである。

 佐藤は今回の発表に際し次のようにコメントを寄せ、新たなチャレンジに向けた意気込みを示した。

「自分を信頼してくれたチームと、今回の契約を結ぶにあたって協力してくださった関係者の皆さんに心より感謝しております。自分にとって新たなチャレンジですが、最高のシーズンとなるように頑張りますし、最初のテストが待ち遠しくて仕方ない気分です」

 ユナイテッド・オートスポーツは、2020年ELMSのLMP2クラスチャンピオンの実績を持ち、2022年もランキング3位に入るなど、強豪に数えられるチームのひとつ。オーナーはマクラーレンF1のCEOであるザク・ブラウンだ。

 2023年シーズンのELMSは4月19~20日にオフィシャルテストが実施され、4月23日にバルセロナで開幕戦が行なわれる。その後10月の最終戦ポルティマオまで、全8戦で争われる予定だ。

 
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