バサースト12h:15度SCが出動する大荒れレース、アウディが制す

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バサースト12h:15度SCが出動する大荒れレース、アウディが制す
Andrew van Leeuwen
執筆: Andrew van Leeuwen
2018/02/05 8:57

2018年バサースト12時間レースが行われ、15度もセーフティカーが出動する大荒れのレースの中、37号者アウディが総合優勝した。

 2月4日(日)、インターコンチネンタルGTチャレンジ開幕戦であるリキモリ・バサースト12時間が開催され、ロビン・フラインス/スチュワート・レオナルド/ドリス・バンスール組37号車アウディR8・LMSが総合優勝を果たした。

 バサースト12時間はフォーメーションラップ開始と同時にタイムカウントがスタート。それから17分後、暗闇の中でグリーンフラッグが振られ、レースが本格的に始まった。

 予選トップで通過したBMWチーム・シュニッツァーの43号車BMW M6 GT3は、レーススタートから3時間後まで後方車とのリードを広げ、トップを維持した。

 レース開始から1時間50分経過後、82号車インターナショナル・アウディをドライブしていたアンドリュー・ナイジェルが、ウォールに激しくクラッシュ。彼は肋骨を骨折し、頸部や胸部を負傷するほどの重傷を負った。サーキットメディカルセンターで治療を受けた後、ナイジェルは救急車で病院に移送されている。そのクラッシュを受けてセーフティカーがその日3度目の出動を行い、約40分間隊列を先導した。

 ナイジェルのマシンが回収されレースが再開された後も新たなクラッシュが発生し、それから1時間の間に3度もセーフティカーが出動した。

 レーススタートから3時間48分後、レースは6度目のリスタートを切ったが、首位の43号車BMWは、セーフティカーが隊列を抜けた直後に、ウィービング(マシンを左右に動かしタイヤを温める行為)をしたことで後方車の進路を妨害したとしてドライブスルーペナルティを受け、10番手まで順位を落とした。

 これにより、トップになったのはレーススタートからじわじわと順位を上げてきていた17号車ベントレー・コンチネンタルGT3。しかしこちらも7度目のレースリスタート時に、加速が許される地点より手前から加速したことが指摘され、43号車BMWと同様のペナルティを受けた。それから約1時間は順調にレースが行われた。

 74号車アウディがトップに位置していたレース開始から5時間15分後、Bクラスのポルシェがウォールに単独クラッシュしたことにより8度目のセーフティカーが出動することになった。

 それから13分後にレースが再開したが、セーフティカー中に上位の中で唯一ピットインを行わなかった22号車ジェイメック・ペム・レーシング(アウディ)が先頭に立ち、74号車アウディは2番手となった。

 その8度目のレース再開から15分後、CクラスのBMWが単独クラッシュし、再びコース上でセーフティカーが隊列を引導する形となった。その間に22号車がピットインを行なったことで再び74号車アウディがトップに浮上。レーススタートから6時間が経過しようというところで、再びグリーンフラッグが振られた。

 レース後半:インシデント続出。赤旗中断でレースが終了

 レース開始から6時間30分が経過しようかというところで、トラックではBクラスのMARC IIがクラッシュした後、そのエンジンルームが炎上した。

 火は消し止められ、その30分後に10度目のレース再スタートを切ったが、直後にBクラスのポルシェに接触したCクラスのジネッタがウォールに衝突したことで、この日11度目のセーフティカーランが行われた。

 さらにインシデントは続き、Iクラスのデイトナ・スーパーカーがクラッシュしたためセーフティカーが導入。残り4時間半を切ろうかというところで、レースは12度目のリスタートを切った。

 この時点の首位は74号車アウディ、2番手に22号車アウディが続き、レース中盤からアウディの2台が好ペースを発揮した。

 しかしレース終了残り4時間で、22号車アウディがトラフィックを対処する際にミスを犯し、ウォールに激突したことで首位争いから外れた。

 さらにその30分後、3番手争いを繰り広げていた17号車ベントレーと43号車BMW、マンタイ・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 R、他クラスのポルシェ911カップカーが絡む多重クラッシュが発生。上位クラスのライバルたちが脱落していく中、快走していた74号車アウディもレース残り90分のところで、マシントラブルを抱えたことによりストップし、リタイアを喫した。

 アウディやベントレーが優勝争いから脱落したことによりトップに立ったのは、4台が絡む多重クラッシュの後、すぐにレースに復帰していた911号車ポルシェだった。

 レース残り45分のところで、上位で唯一最後のピットストップを終えた911号車ポルシェは、37号車アウディの前の6番手でレースに復帰。その15分後、37号車アウディは911号車ポルシェと75号車メルセデスAMGを交わした。

 しかし、レース残り20分のところでAmクラスの69号車スーパーバーン・スーパーマーケット(アウディ)と19号ナインティーン・カープP/L(メルセデスAMG GT3)がクラッシュしたことにより、この日15度目のセーフティカーが出動。しかしその直後に主催者の判断によってレースは赤旗中断となった。

 ドライバーたちはレース再開を待ったが、レースは再開することはなくそのまま終了した。

 その結果、参戦した全50台中32台が完走扱いとなり、37号車アウディが総合優勝、2位は75号車サンエナジー1・メルセデス(ワインカップ/トリスタン・ボーティエ/ケニー・ハブル/ラフィエラ・マルシェロ組)となった。

 AグループPro-Amクラスの優勝者は、540号車ブラック・スワン・レーシング・ポルシェ。なおAAMクラス(AグループAmクラス)の優勝は、大クラッシュを喫した69号車アウディという結果になった。

 Bクラスは4号車グローブ・モータースポーツ・ポルシェ、Cクラスは30号車ボート・ワークス・レーシング(BMW M4 GT4)だった。

2018年リキモリ・バサースト12時間決勝結果

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この記事について

シリーズ Endurance
イベント Bathurst 12 Hour
ロケーション マウント・パノラマ・サーキット
ドライバー ロビン フラインス , Stuart Leonard , Dries Vanthoor
執筆者 Andrew van Leeuwen
記事タイプ レースレポート