

ニュルブルクリンク24時間レースの予選1回目が行われ、昨年勝者の1号車アウディ・スポート・チームWRTがトップタイムを記録した。






ピエール・カッファー、クリストファー・ミエス、ニコ・ミューラー、そしてローレンス・バンソール組の1号車は、アウディR8 LMSを走らせ、雨が降り出す直前に8分21秒951を記録し、セッショントップとなった。
2番手につけたのは、16号車ツイン・ブッシュ・モータースポーツのアウディR8 LMSで、トップとは1.2秒の差だった。3番手は75号車チーム・ザクスピードのメルセデスAMG GT3で、2番手との差はわずか0.1秒余りである。その後方には6号車アウディ・スポート・チーム・フェニックスのアウディR8 LMS、BMW M6 GT3を走らせる18号車シューベルト・モータースポーツが5番手につけた。なんと8分以上という長いコースにもかかわらず、上位8台が2秒以内にひしめく僅差となっている。
「先頭にいるというのは嬉しいね」と語るのは、1号車のカッファーである。
「でも、僕らは雨のため、クルマの真のポテンシャルを発揮できていません。僕たちはさらにスピードを増すことができると確信しています」
予選1回目は夜20時にスタートが切られた。ただでさえ難しいニュルブルクリンクのノルトシュライフェ、その上夜間、そして雨とあっては、タイムアップは難しかっただろう。
911号車マンタイ・レーシングのポルシェ911 GT3Rに乗るニック・タンディは、「常にコンディションは変わっている」と語る。
「夜になると、特にウエットパッチを見つけるのは、至難の技なんだ」
なお日本勢は、36号車レクサスRC Fが総合33位(クラス1位)、106号車スバルWRX STIが総合55位(クラス2位)、188号車レクサスRCが総合142位(クラス7位)、326号車トヨタCH-Rレーシングが総合143位(クラス5位)となっている。
この記事について
シリーズ | Endurance |
イベント | ニュルブルクリンク24時間 |
ロケーション | ニュルブルクリンク |
ドライバー | Augusto Farfus , Daniel Keilwitz , Dennis Busch , Laurens Vanthoor |
執筆者 | Stefan Ehlen |