フェラーリ、ワークスドライバーが揃う”必勝体制”で鈴鹿10Hに挑む
AFコルセのメンバーとしてル・マン24時間にも参戦予定のリゴンやモリーナが、フェラーリ488 GT3で鈴鹿10Hに挑むことが分かった。

8月24日(金)〜26日(日)にかけて行われる鈴鹿10時間耐久レースに、HubAuto Racingがフェラーリのファクトリードライバー体制を整え参戦することが、鈴鹿サーキットから発表された。
このHubAuto Racingは、ダビデ・リゴン、ミゲル・モリーナ、マット・グリフィンの3人のドライバーを備えた。マシンはフェラーリ488 GT3である。
リゴンとモリーナは、世界耐久選手権にも71号車AFコルセのメンバーとしてエントリー。来週末に行われるル・マン24時間レースにも参戦する。また、ブランパンGTシリーズにも参戦しており、鈴鹿10Hで走らせる488 GT3での経験も積んでいる。またグリフィンは、フェラーリのドライバーとして11年間GTマシンをドライブしてきた人物。彼を加えた3人体制で、鈴鹿10H制覇を目指す。
グリフィンは鈴鹿10H参戦に向け、次のようにコメントを寄せている。
「幸運にも、これまで僕は様々な名門コースで走る機会を得てきたけれど、鈴鹿サーキットは『生きてるうちにやりたいことリスト』の最後にとっておいたものだった。それをようやく今年果たすことが出来る。この挑戦をどれだけ楽しみにしていたか、うまく言葉では表せないくらいだ」
そうグリフィンは語った。
「僕たちの中ではダビデしか(鈴鹿での)実経験がないけれど、マラネロには良いシミュレーターがあるから、ミゲルと僕も困らないと思う。今回のプログラムは全てうまくいっている。今年初めにデイトナでミゲルとは良い仕事ができたし、彼とダビデも去年スパ24時間で良いレースをしていた。お互いによく知っているし、HubAutoについてもエンジニアリングが強い、という良い評判を耳にしている。フェラーリも彼らに多大なサポートをしているし、日本には勝つために行くつもりだ」
またHubAutoは、プロ/アマクラスにもエントリー。モリス・チェン、ニック・フォスター、レオ・イ・ホンリィの3人が組み、こちらもフェラーリ488 GT3を走らせる。
同チームは、ブランパンGTシリーズ・アジアにも参戦中で、6月30日(土)と7月1日(日)にかけて行われる鈴鹿ラウンドにも参戦予定。鈴鹿10H向けのテストもここで行うことができるはずで、他のチームよりもメリットを享受することになるかもしれない。
この記事について
シリーズ | Endurance |
イベント | 鈴鹿10時間耐久レース |
執筆者 | Gary Watkins |