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バサースト12時間レース、2021年の開催を断念。新型コロナの渡航制限が影響

例年、インターコンチネンタルGTチャレンジの開幕戦として開催されるバサースト12時間レースだが、新型コロナウイルスの影響でオーストラリアの国境が閉鎖されていることから、2021年の開催が断念された。

#34 Walkenhorst Motorsport BMW M6 GT3: Augusto Farfus, Nick Catsburg, Chaz Mostert

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SRO

 インターコンチネンタルGTチャレンジの開幕戦として、例年2月の第1週に開催されてきたバサースト12時間レース。世界中からGTチームとドライバーが集結し、マウント・パノラマ・サーキットに挑んできた。

 しかしながら、現在オーストラリアは新型コロナウイルスのパンデミックの影響で国境を閉鎖している状態にあることから、イベントオーナーのスーパーカーズは、2021年の開催断念を決断し、2022年の復活を目指している。

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 スーパーカーズCEOのショーン・シーマーは、次のように語った。

「これは厳しい決断ですが、最終的には決断せざるを得なかった」

「スーパーカーズがイベントの運営を開始して以来、このイベントは世界最大級の耐久レースに成長した。オーストラリアに、世界中の観客を呼び込んできた」

「オーストラリアの出入国が閉ざされることが予想される中、来年のイベント開催について決断をすることが、競技者やファン、スポンサー、放送局にとって最善だと考える」

「我々は、このイベントが2022年のモータースポーツカレンダーに戻ってくることを約束する」

 世界各国でさまざまなGTカーのレースをプロモートしているSROモータースポーツ・グループのCEOであるステファン・ラテルは、バサースト12時間レースを中止する以外の選択肢はなく、2021年のインターコンチネンタルGTチャレンジはスパ24時間レースが開幕戦になると認めた。

「バサースト12時間は世界の偉大な耐久レースの一つであり、SROモータースポーツグループのグローバルカレンダーのハイライトであることは間違いない」

「しかし、オーストラリアの海外渡航規制を理解し、尊重しているため、2月にインターコンチネンタルGTチャレンジの開幕戦を開催することはできない」

「その代わり、2021年のチャンピオンシップはスパ24時間レースでスタートすることになった。マウントパノラマはインターコンチネンタルのスピリチュアルな開幕戦だ。2022年にカレンダーに復帰するのが待ち遠しい。これは、SROやマニュファクチャラーのみんなの気持ちを代弁した言葉だ」

 オーストラリアでは、例年3月にF1開幕戦がアルバート・パーク・サーキットで開催されるが、渡航制限がさらに長引けば、こちらにも影響が出てくる可能性があるだろう。

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