バレンティーノ・ロッシ、2022年1月のガルフ12時間レースへ参加。IMSA参戦の可能性も示唆
MotoGPを引退したバレンティーノ・ロッシは、2022年1月に行なわれるガルフ12時間レースへ、フェラーリのマシンを駆って参加。2022年はIMSAでレースを戦う可能性も示唆した。

26年間にわたるロードレース世界選手権での現役生活を終えたバレンティーノ・ロッシ。そのロッシは2022年1月にアブダビで行なわれる4輪のガルフ12時間レースへ今年もエントリーすることが分かった。
ロッシはこのイベントに、弟でMotoGPライダーのルカ・マリーニ、そして親友のアレッシオ・サルッチオ(通称ウーチョ)とチームを組んで参加。ケッセル・レーシングのフェラーリ488 GT3 Evoを走らせる。彼らは2019年と2021年にも参戦しており、成績は3位と4位を記録している。
MotoGPから引退したロッシだが、彼は4輪レースを”ふたつ目の情熱”と呼んでおり、2022年以降もレース活動を続ける意向を示してきた。
「毎年、ひとつかふたつの4輪レースを行なってみようと思っているんだ」
ロッシはIMSAウェザーテックスポーツカー選手権のインタビューに対し、そう答えている。
「来年、僕は耐久レースでGTカーを走らせるだろう。チャンピオンシップがどれになるかは、今のところはまだ決まっていない」
ただロッシは「アメリカにはIMSAと呼ばれるとても興味深いチャンピオンシップがある」と語るなど、IMSAで走る可能性が高いと示唆している。以前にもデイトナ24時間について言及したことがあるため、北米でレースを行なうロッシが見られる可能性は十分あるだろう。
その他の4輪レースへの言及という点では、過去にル・マン24時間レースへの挑戦も口にしていた。
2019年にロッシは「MotoGPを辞めても、まだ10年はクルマでのレースができるだろう」と語っており、さらに「(4輪レースを)本当に楽しんでいるし、ル・マンにトライすることも考えている」と述べていた。
なおこれまでのロッシの4輪レース経験は、2012年のブランパンGTでの2ラウンドが挙げられる。このレースでロッシはケッセル・レーシングのフェラーリ458 イタリア GT3を走らせた。
その他にもF1参戦の可能性すら過去には存在し、ラリー・モンツァへの出場が恒例となっていたなど、ロッシは4輪レースとの関わりを昔から持ち続けてきた。
11月にはロッシの大ファンでもあるマクラーレンF1のドライバー、ランド・ノリスといつかクルマを共有したいと話していた。そして彼らは後に共にレースをすることを話し合ったことも判明している。

#46 Monster VR46 Kessel Ferrari 488 GT3: Valentino Rossi, Luca Marini, Alessio Salucci
Photo by: Fotospeedy
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