F1バーチャル第7戦アゼルバイジャン|ラッセルが3連勝をマーク、ルクレールは下位に沈む
F1バーチャルGP第7戦はジョージ・ラッセルが予選から決勝まで他を寄せ付けない強さを見せた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
新型コロナウイルスの影響によりレースが開催できない期間を利用して開催されているF1バーチャルGP。その第7戦がアゼルバイジャンを舞台に行なわれ、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が3連勝を飾った。
実際のレースが7月から始まることが発表されたため、バーチャルGPは今回を含めて残り2戦。現役ドライバーはいつものラインアップに加えてピエール・ガスリー(アルファタウリ)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)も参加し、さらに注目を集めた。
ドライバーズランキング争いではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がリードして今回のレースを迎えたが、前回、前々回と連勝したラッセルが一気にポイントを稼ぎ、3ポイント差まで接近。タイトル争いの行方も気になる中、“バーチャル”アゼルバイジャンGPが始まった。
予選でいち早くトップタイムを出したのはラッセル。セッション終盤にアレックス・アルボン(レッドブル)に逆転されるが、最後のアタックで1分36秒896を叩き出しポールポジションを獲得。ここ数戦はなかなかトップ争いに絡めていなかったアルボンが2番手につけた。一方、ルクレールは1回目のアタックでトラフィックに引っかかってタイムが出せず、2回目も流れを取り戻すことができず10番グリッドに沈んでしまった。
26周で争われた決勝レース。ラッセルは抜群のスタートを決めるとアルボンも2番手を守ってターン1を通過。序盤からふたりのマッチレースが展開された。
今回初参加となったペレスとガスリーは後方で苦戦を強いられた。2周目にはペレスがターン3で豪快にクラッシュ。しかしゲームの設定上マシンにダメージを受けないようになっており、そのまま戦列に復帰する。ガスリーもレース中盤にターン8でタイヤをウォールにヒットさせてしまいスピンを喫する場面があった。さらにガスリーはレース後半にトラックリミット違反を2回とられ、合計で10秒のタイム加算ペナルティを受けた。
一方のルクレールはスタート直後の混乱でポジションを落としてしまい後方から追い上げる展開となってしまった。集団の中でのレースを避けるために2周目を終えたところで早々とピットインし2ストップ作戦で追い上げを図ったが、なかなかペースを上げることができず。レース後半には複数回の違反行為により2度の3秒加算ペナルティを受けるなど、散々なレースとなってしまった。
トップのラッセルは7周目にピットインしミディアムタイヤに交換。後半スティントでハードタイヤを選んだアルボンをさらに引き離す快走を披露。残り3周のところでアルボンにも複数回違反で3秒加算ペナルティが出たことで勝負は決定的となり、ラッセルが破竹の3連勝をマークした。2位にはアルボン、3位にはエステバン・グティエレス(メルセデス)が入った。
これによりラッセルはルクレールを逆転してポイントランキングトップに浮上。次回のバーチャル最終戦で王者が決定することになる。
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