仮想ル・マンでまさかのストップ。アロンソが原因を説明「燃料補給ができなかった」
フェルナンド・アロンソは、バーチャル・ル・マン24時間レースでストップしてしまった理由を説明。「ゲームの不具合とヒューマンエラー」によるものだと語った。

バーチャル・ル・マン24時間レースに出場しているフェルナンド・アロンソは、自身がレース序盤でストップしてしまった理由を説明した。
6月13日にスタートした世界最大級のeスポーツイベント、バーチャル・ル・マン24時間レース。このイベントには世界中のトップレーサーやeスポーツ界のスターが参加しているが、元F1ドライバーであり、現実のル・マン勝者でもあるアロンソの走りには特に注目が集まっていた。
アロンソは同じく元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロらとチームを組み、FA/RB AllInSportsの14号車をドライブしていたが、レース序盤にGTEクラスの94号車ポルシェを駆るシモーナ・デ・シルベストロと接触。このインシデントの責任を問われ、ペナルティを受けてしまった。
その後ピットインしたアロンソだが、その際にソフトウェアがペナルティ消化を行なったため、給油をすることができなかった。そのため、ピットアウト後にミュルサンヌ手前でストップ。レースを一時的にリタイアせざるを得なくなった。
「バーチャル・ル・マン24時間は僕たちの期待していたようなものにはならなかった」とアロンソは語った。
「ヒューマンエラーとゲームの不具合が重なって悪い状況を生み出してしまった」
「僕がピットレーンにいる時にレースディレクターがペナルティを与えたと思うんだけど、このゲームはペナルティ消化を一旦保留することができない。先に燃料を補給してから、次の周にペナルティを消化するといったことができなかったんだ」
「ペナルティを受けると燃料を補給したりタイヤを変えることもできない。だから僕たちは次の周を走る燃料がなかったんだ。このようなことは僕たちの誰も予想していなかった」
「残念ながら期待していたようなレースにはならなかったけど、僕たちは良い準備をしていたと思うので、次の24時間レースでは楽しみたい」
そう語っていたアロンソだったが、その後チームはサーバーを再起動してレースに復帰することができた。14号車に総合優勝の望みはなくなったが、アロンソたちの勇姿をゴールまで見届けられることとなった。
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