お値段ひとつ110万円! モータースポーツ界の雄コスワースが、シミュレータ用ステアリングホイール”CCW MkII Pro Sim”を発表
コスワースが、シムレース用ステアリングホイール”CCW MkII Pro Sim”をシミュレータのメーカーであるSIMTAGと共同開発。スーパーフォーミュラでも使われている実際のレース用ステアリングホイールを、シミュレータ用として生まれ変わらせた。
モータースポーツ界におけるビッグネームであるコスワースが、シミュレータのメーカーであるSIMTAG社と共同で、シミュレータ用ステアリングホイール”CCW MkII Pro Sim”を開発。実際のレーシングカー用のステリングホイールであるCCW MkII”をベースとしているため、シミュレータでも実車さながらのコントロールを可能にするという。
コスワースはF1でDFRやDFV、そしてHBやZetetc-Rなど、数々の名エンジンを送り出したことで知られており、F1での通算勝利数は176回を数える。現在F1ではコスワースエンジンを搭載したマシンは走っていないものの、市販のハイパーカー用のエンジンを開発しつつ、レーシングカー用の電装部品などを作っている。
そんなコスワースがシムレースに世界に進出。その一歩目が、ベルギーの本格的シムレース用機器メーカーであるSIMTAG社と共同開発した、この”CCW MkII Pro Sim”である。
この”CCW MkII Pro Sim”は、WEC(世界耐久選手権)のLMP2クラスマシンや、LMP1車両のアルピーヌA480、そしてインディカーやスーパーフォーミュラなどで使われてる”CCW MkII”をベースとしたモデル。構造も、ボタンのレイアウトも、そしてシフトパドルやクイックリリースも、主な部分は”CCW MkII”をそのまま踏襲しており、生産ラインも一緒だという。
「コスワースにとって、これは歴史的な瞬間だ。これは、モータースポーツのエレクトロニクス分野における数十年にも及ぶ経験を活用した、我が社で最初のシムレース用商品なのだ」
コスワース・エレクトロニクスのマネージング・ディレクターであるステファン・バルコワイエはそう語った。
「シムレーサーの皆さんは、シムレースの世界でタイトルを獲得するために、”CCW MkII”のモータースポーツバージョンと同じ機能を備えた、本物のコスワース製ステアリングホイールを、自宅で使うことができるのだ」
このコスワース”CCW MkII Pro Sim”の日本における流通ルートは明らかになっていないもの、欧州での販売価格は現時点で7900ユーロ(日本円に換算すると110万円)になる予定だといい、すでに予約注文の受付がスタートしているという。
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