バーチャル・ル・マン24時間|16時間経過し、レベリオンがワンツー体制
世界最大のバーチャルレース『バーチャル・ル・マン24時間レース』は、16時間を経過し、レベリオン・ウイリアムズ・eスポーツがワンツーとなっている。
写真:: Xynamic
豪華ドライバーとチームが世界中から集まり開催されている世界最大のバーチャルレース、『バーチャル・ル・マン24時間レース』。開始から16時間が経過し、レベリオン・ウイリアムズ・eスポーツがワンツー体制を維持している。
WEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスに参戦しているレベリオンは、今回ウイリアムズEスポーツと提携し、計4台のマシンをLMP2クラスにエントリーしている。
レース前半には、F1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスが所属するチーム・レッドライン20号車と激しいバトルを繰り広げたレベリオン勢。20号車が技術的なトラブルによりリタイアとなったのとは対照的に、トラブルフリーでレースを続けている。
トップを走るのは、ルイ・デレトラやラファエレ・マルチェロが所属する1号車。ジャック・エイトケンも乗る13号車が2番手に続いている。
ポールシッターのバイコレス4号車はスタート直後にジャンプスタートのペナルティを受け後退したものの、好ペースで挽回を続け3番手までポジションを戻した。
今回のレースでは、回線トラブルでのリタイアや赤旗掲示をした上でのサーバーリセットなど、バーチャルレースならではの出来事も起きている。
クール・レーシング42号車のニコラス・ラピエールは、ピットレーンで燃料を使い果たし、ピットボックスまで辿り着けずに止まってしまった。すると、後からピットインしてきたシグナテック・アルピーヌ36号車のアンドレ・ネグラオがラピエールのマシンをプッシュ。ピットボックスまで運ぶ計らいを見せた。
ラピエールは、シグナテック・アルピーヌでル・マン2勝、WECのLMP2クラスタイトルを2度獲得しているということもあり、ネグラオがリスペクトを示した形だ。これにより、42号車は23番手でレースに復帰することができた。
ヴェローチェ・Eスポーツ18号車をドライブしていたサッシャ・フェネストラズは、レース開始から15時間を経過した直後、インディアナポリス・コーナーでクラッシュしてしまった。これは、レース開始直後にトヨタ8号車のブレンドン・ハートレーが喫したクラッシュと似たモノだった。フェネストラズは走行を継続したものの、徐々にポジションを落としていってしまった。
トヨタは、序盤に上位争いを展開した7号車が11番手、序盤のクラッシュによる2周遅れから懸命に挽回を続ける8号車が15番手となっている。
GTEクラスでは、ポールポジションのポルシェ・Eスポーツ・チーム93号車が首位。レース序盤はデンプシー-プロトン・レーシング88号車に前に出られる場面もあったが、残り8時間となった段階では2番手のR8G Eスポーツ・チーム80号車のコルベットC7を2分半近くリードしている。
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