レースレポート

バーチャル・ル・マン24時間|16時間経過し、レベリオンがワンツー体制

世界最大のバーチャルレース『バーチャル・ル・マン24時間レース』は、16時間を経過し、レベリオン・ウイリアムズ・eスポーツがワンツーとなっている。

#1 Rebellion Williams Esport Oreca 07 LMP2: Louis Deletraz, Raffaele Marciello, Nikodem Wisniewski, Kuba Brzezinski, #93 Porsche Esports Team Porsche 911 RSR: Nick Tandy, Ayhancan Guven, Joshua Rogers, Tommy Ostgaard

#1 Rebellion Williams Esport Oreca 07 LMP2: Louis Deletraz, Raffaele Marciello, Nikodem Wisniewski, Kuba Brzezinski, #93 Porsche Esports Team Porsche 911 RSR: Nick Tandy, Ayhancan Guven, Joshua Rogers, Tommy Ostgaard

Xynamic

 豪華ドライバーとチームが世界中から集まり開催されている世界最大のバーチャルレース、『バーチャル・ル・マン24時間レース』。開始から16時間が経過し、レベリオン・ウイリアムズ・eスポーツがワンツー体制を維持している。

Related videos:

 WEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスに参戦しているレベリオンは、今回ウイリアムズEスポーツと提携し、計4台のマシンをLMP2クラスにエントリーしている。

 レース前半には、F1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスが所属するチーム・レッドライン20号車と激しいバトルを繰り広げたレベリオン勢。20号車が技術的なトラブルによりリタイアとなったのとは対照的に、トラブルフリーでレースを続けている。

 トップを走るのは、ルイ・デレトラやラファエレ・マルチェロが所属する1号車。ジャック・エイトケンも乗る13号車が2番手に続いている。

 ポールシッターのバイコレス4号車はスタート直後にジャンプスタートのペナルティを受け後退したものの、好ペースで挽回を続け3番手までポジションを戻した。

 今回のレースでは、回線トラブルでのリタイアや赤旗掲示をした上でのサーバーリセットなど、バーチャルレースならではの出来事も起きている。

 クール・レーシング42号車のニコラス・ラピエールは、ピットレーンで燃料を使い果たし、ピットボックスまで辿り着けずに止まってしまった。すると、後からピットインしてきたシグナテック・アルピーヌ36号車のアンドレ・ネグラオがラピエールのマシンをプッシュ。ピットボックスまで運ぶ計らいを見せた。

 ラピエールは、シグナテック・アルピーヌでル・マン2勝、WECのLMP2クラスタイトルを2度獲得しているということもあり、ネグラオがリスペクトを示した形だ。これにより、42号車は23番手でレースに復帰することができた。

 ヴェローチェ・Eスポーツ18号車をドライブしていたサッシャ・フェネストラズは、レース開始から15時間を経過した直後、インディアナポリス・コーナーでクラッシュしてしまった。これは、レース開始直後にトヨタ8号車のブレンドン・ハートレーが喫したクラッシュと似たモノだった。フェネストラズは走行を継続したものの、徐々にポジションを落としていってしまった。

 トヨタは、序盤に上位争いを展開した7号車が11番手、序盤のクラッシュによる2周遅れから懸命に挽回を続ける8号車が15番手となっている。

 GTEクラスでは、ポールポジションのポルシェ・Eスポーツ・チーム93号車が首位。レース序盤はデンプシー-プロトン・レーシング88号車に前に出られる場面もあったが、残り8時間となった段階では2番手のR8G Eスポーツ・チーム80号車のコルベットC7を2分半近くリードしている。

Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 ノリス&フェルスタッペン擁する20号車、バグが原因で仮想ル・マン無念のリタイア
次の記事 バーチャルならでは? 仮想ル・マン24時間、サーバートラブルで2度目の赤旗中断

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

最新ニュース

ホンダのeVTOLには、F1由来の技術が満載! 地上最速のマシンで培われた技術が空を飛ぶ

ホンダのeVTOLには、F1由来の技術が満載! 地上最速のマシンで培われた技術が空を飛ぶ

F1 F1
ホンダのeVTOLには、F1由来の技術が満載! 地上最速のマシンで培われた技術が空を飛ぶ ホンダのeVTOLには、F1由来の技術が満載! 地上最速のマシンで培われた技術が空を飛ぶ
熾烈な入賞争い、下位5チームに必要なのは“奇策”。サウジでブロック作戦成功のハースF1ヒュルケンベルグ「常識を超えなければ」

熾烈な入賞争い、下位5チームに必要なのは“奇策”。サウジでブロック作戦成功のハースF1ヒュルケンベルグ「常識を超えなければ」

F1 F1
熾烈な入賞争い、下位5チームに必要なのは“奇策”。サウジでブロック作戦成功のハースF1ヒュルケンベルグ「常識を超えなければ」 熾烈な入賞争い、下位5チームに必要なのは“奇策”。サウジでブロック作戦成功のハースF1ヒュルケンベルグ「常識を超えなければ」
岩佐歩夢が、SF開幕戦で無線交信に英語を使っていた理由「日本語での交信に違和感」 レポートも日本語と英語が混在……まるで”ルー”?

岩佐歩夢が、SF開幕戦で無線交信に英語を使っていた理由「日本語での交信に違和感」 レポートも日本語と英語が混在……まるで”ルー”?

SF スーパーフォーミュラ
第1戦:鈴鹿
岩佐歩夢が、SF開幕戦で無線交信に英語を使っていた理由「日本語での交信に違和感」 レポートも日本語と英語が混在……まるで”ルー”? 岩佐歩夢が、SF開幕戦で無線交信に英語を使っていた理由「日本語での交信に違和感」 レポートも日本語と英語が混在……まるで”ルー”?
レッドブルの今季マシンRB20、次世代2026年見据えた「大勝負」だったとチーフエンジニア

レッドブルの今季マシンRB20、次世代2026年見据えた「大勝負」だったとチーフエンジニア

F1 F1
レッドブルの今季マシンRB20、次世代2026年見据えた「大勝負」だったとチーフエンジニア レッドブルの今季マシンRB20、次世代2026年見据えた「大勝負」だったとチーフエンジニア

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本