F1界からインディカーに殴り込み？　ノリス、インディカーeレースに電撃参戦

F1ドライバーのランド・ノリスが、インディカーのバーチャルレースに参戦することが決定したようだ。

　マクラーレンのF1ドライバーであるランド・ノリスが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ（COTA）を舞台に行なわれるインディカーのバーチャルレースに参戦することが決定した。

　新型コロナウイルスの影響により、世界中のスポーツが開催延期・中止を余儀なくされている。そんな中モータースポーツでは、多くのカテゴリーがバーチャルレースを実施し、シーズンの”空白”を埋めている。

　インディカーもそうしたチャンピオンシップのひとつであり、レースシミュレータ『iRacing』を使用した『インディカーiRacingチャレンジ』が行なわれている。これまでにワトキンスグレン、バーバー、ミシガンでのレースを実施。第4戦ではツインリンクもてぎのオーバルコースが舞台になった。バーチャルレースという形ではあったが、2011年以来9年ぶりに”インディジャパン”が復活を果たしたのだ。

　インディカーiRacingチャレンジの第5戦は、アメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。ノリスは、このレースでインディカーのレギュラードライバーたちとしのぎを削ることになる。

　ノリスは普段からストリーミング配信をするほど、シムレースに親しんでいる。彼はアロー・マクラーレンSPのレギュラードライバーであるパトリシオ・オワードやオリバー・アスキューと共にレースを戦うようだ。

　COTAは、F1とインディカー両方のカレンダーに含まれる唯一のサーキットであり、ノリスはすでにコースを熟知している。

　ノリスの電撃参戦は、オワードが投稿した次のツイッターがきっかけとなった。

『ねえ、アロー・マクラーレンSP！　今週のCOTAでランド・ノリスがドライブできると思う？』

　これに対し、マクラーレンは『インディカーの助けが必要だね？』と”パス”。インディカーもすぐさまこれに反応。公式ツイッターで、ノリスのアカウントに招待を送ったことを明かした。

『ランド・ノリス、iRacingのアカウントをチェックして、招待を受けてほしい』

　これを受けてノリスは自身のツイッターに、iRacingでインディカーマシンをテストする動画を投稿。やる気満々で準備を進めているようだ。

　COTAでのレースは、4月25日（土）の14時30分（日本時間26日3時30分）から実施される予定だ。