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TGRドライバーによるeモータースポーツが開幕、宮田莉朋が2連勝を飾る

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TGRドライバーによるeモータースポーツが開幕、宮田莉朋が2連勝を飾る
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新型コロナウイルスに伴う外出自粛要請が続く中、TOYOTA GAZOO Racingのドライバーが『グランツーリスモSPORT』でオンラインレースを開催。YouTubeLiveで生中継配信され大盛況となった。

 スーパーGTやスーパーフォーミュラに参戦するTOYOTA GAZOO Racingのドライバーがオンラインレースをする『TGR e-Motorsports Fes』の第1回大会が行なわれ、宮田莉朋が2連勝を飾った。

 世界中で感染拡大が続く新型コロナウイルスの影響を受け、F1をはじめ世界中のモータースポーツのイベントも開催ができない状態が続いている。国内レースも例外ではなく、スーパーGTは前半5戦を延期し7月からの開幕を目指すスケジュール案を公開した。スーパーフォーミュラも開幕4戦の延期が決まり、現在代替のカレンダーを調整中だ。

 そんな状況の中、少しでもファンに楽しんでもらおうとTOYOTA GAZOO Racingのドライバーらが集まって『TGR e-Motorsports Fes』が行なわれた。

 参加したのは中嶋一貴、小林可夢偉、山下健太、大嶋和也、坪井翔、国本雄資、関口雄飛、サッシャ・フェネストラズ、平川亮、ニック・キャシディ、石浦宏明、中山雄一、宮田莉朋の総勢13名。解説はTGR TEAM SARDを率いる脇阪寿一監督が務め、実況は勝又智也氏が担当した。

 それぞれ自宅にPlayStation4用ソフト『グランツーリスモSPORT』と仮設のコックピットが用意され、オンラインでのレースを展開した。

 1レース目はゲーム内に収録されているGRスープラ レーシングコンセプトによるワンメイクレース。富士スピードウェイを舞台に15周で争われた。通常だとレース中に運転しているドライバーたちの声を聞くことはなかなかできないが、今回はゲームということもあり走行をしながらお互いに会話をするなど、いつもとは違う雰囲気の中で予選、決勝と進行していった。

 注目のレースは、ポールポジションを獲得した宮田莉朋と2番手スタートの山下健太が序盤から抜け出すという展開となった。このレースでは途中ピットストップが義務付けられているが、各車が早めにピットストップを済ませる中、宮田はレースの折り返しを迎える7周目まで引っ張ってタイヤ交換と給油を行なった。だが、先にピットストップを終えていた山下が逆転しトップに浮上。2番手となった宮田の背後には坪井翔がつき、三つ巴のバトルが繰り広げられた。

 しかし9周目のTGRコーナー(1コーナー)で坪井が宮田に接近しすぎてしまい、ブレーキングで真後ろからヒットしてしまった。幸い宮田はコースオフすることなく順位を死守し、ゲーム上でもペナルティ判定にはならなかったのだが、スーパーGTの公式アカウントから審議の連絡が入った。結果的に坪井には「開幕戦岡山での土曜予選後夕飯おかず抜きです(ふりかけはOK)」というペナルティが言い渡された。

 その他、後方では関口、石浦、フェネストラズ、コバライネン、大嶋による5番手争いが白熱。3ワイドや接触の場面も見られたが、ドライバーたちは楽しみながらレースをしていた。

 ピットストップで順位を落とした宮田だったが、レース終盤に向けて徐々にペースアップ。残り4周のところで山下を抜き去ると、そのまま後続を引き離しチェッカーフラッグ。TGRのeモータースポーツで最初のウィナーとなった。2位には山下、3位には坪井が続いた。

 続いて、レース2ではスーパーフォーミュラのSF19を使用し、鈴鹿サーキットを舞台にして12周で争われた。レース1ではドライバーたちの笑い声も聞こえるなど和気藹々とした雰囲気が漂っていたが、レース2では国内屈指の高速コースである鈴鹿を、コーナリングスピードではF1に匹敵するとも言われているスーパーフォーミュラのマシンでのバトルということもあり、レース中は誰も言葉を発しないという“ガチンコモード”の雰囲気となった。

 そんな中、レースをリードしたのは小林可夢偉。スタート直後の混戦を抜け出し順調に周回を重ねていたが、7周目の2コーナーでオーバーラン。そこに先ほどのレース1を制した宮田が追いつき逆転した。

 このレースでも途中のピットストップが必要で、小林は7周目にピットイン。一方の宮田はファイナルラップに入る手前までコース上に留まってタイヤ交換を行なった。宮田がコースに戻ると小林が真後ろに接近する状態で、リアルなレース同様の白熱したマッチレースが展開された。

 ただ、勢いは小林にありスプーンの入り口でインに飛び込みトップに浮上した。スーパーフォーミュラではまだ勝ち星のない小林にとっては念願の初勝利かと思われたが、最終のシケインで宮田がインに飛び込み逆転。2台とも意地の張り合いとなり、最終コーナーでコースオフするシーンもあったが、最終的に宮田が先にチェッカーを受けeモータースポーツ2連勝を飾った。一方、0.1秒差で敗れた小林は「けっこうガチでやったんで……めちゃくちゃ悔しいです」と落胆した表情を見せた。

 この日は外出自粛要請が出ていることに加えて祝日ということもあり、生配信は多くの視聴者で賑わった。さらにサプライズで“モリゾウ”ことトヨタの豊田章男社長も生配信のコメント欄に参加。このeモータースポーツの規模をさらに大きくするべく、他のメーカーにも呼びかけていきたいと語った。

 最後にはモータースポーツシーズンの開幕を今か今かと待ちわびるファンに向けメッセージを贈った。

 特にこのeモータースポーツの発起人のひとりでもあるGT500王者の大嶋和也は「最初は僕と(小林)可夢偉で始めたことが、いろんな人に協力してもらって大きなイベントになったのは嬉しく思っています。まだまだ改善すべき点はありますし、僕たちももっと練習しないと実際のレースと同じようなものを見せられないので、この“ステイホーム”の時間にシステムやゲームをさらに勉強して、もっと面白いレースを見せられれるように頑張りたいなと思います」とコメントした。

 今回は初めてのイベントであることもあり、途中で配信が止まったり、オンラインレースでも途中数名のドライバーが回線環境の問題でレース離脱を余儀なくされるなど、細かなトラブルもみられた。

 しかしドライバーやファンからも「面白かった!」という高評価が目立ち、外出自粛生活でストレスが続く中、多くのモータースポーツファンに笑顔を届ける配信イベントとなった。なお、このレースはTOYOTA GAZOO Racingの公式YouTubeチャンネルでアーカイブされているため、今でも視聴可能だ。

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この記事について

シリーズ スーパーGT , eSports , スーパーフォーミュラ
執筆者 吉田知弘