【F3ヨーロッパ】開幕戦レース2:佐藤12位、牧野19位と苦しむ

F3ヨーロッパ選手権のレース2が行なわれ、佐藤万璃音が12位、牧野任祐が19位と、ふたりの日本人ドライバーは共に苦しむこととなった。

 F3ヨーロッパ選手権開幕ラウンド・シルバーストン戦のレース2が行われ、モトパークのジョエル・エリクソンが優勝を果たした。ミック・シューマッハー(プレマ)は6位、佐藤万璃音(モトパーク)はエリクソンから30.495秒遅れの12位、牧野任祐は1周遅れの19位に終わった。

 佐藤は17番グリッドスタートだったものの、スタートで1台を交わすと、レース中にも高速コーナーを中心にオーバーテイクを成功させ、テレビ中継も注目する活躍を見せた。

「スタートの出足はかなり良かったです。でも、横から来たクルマへの反応が遅れてクラッシュ寸前で、ひとつしか順位を上げられず残念でした」

 佐藤はレース後、そう語っている。彼はかなり集中していたようで、レースの内容はあまり覚えていないと言う。

「クルマはもちろん良かったですけど、レースでのレコードラインを見つけるのがライバルよりも早かったです。正直に言うと、レース内容をほとんど憶えていません。昨日どうしようもなく凹んで、ただそこで潰れなかった」

「今日の目標は確実に1台オーバーテイクすることでした。頭を使って前のドライバーのミスを誘ったりもできました。今日の出来は60点。低い自己評価なのは、あと確実に2台は抜けたのに、体力が足りなかったからです。ラスト4、5周、タイヤもクルマもイケていたのにプッシュできなかった。そのあたりから、コースに留まらなくてはいけないとか、色々と考えていたのは憶えています」

 前日のレース1では、今までにないほど悔しいと語っていた佐藤は、その挽回を果たすべくレースに臨んでいた。しかしレース中のパフォーマンスは見事で、チームのエンジニアも高く評価していた。

 一方の牧野は、全く冴えないレースとなってしまった。10番グリッドからスタートした後はズルズルと後退。タイヤをうまく使い切れていなかったようだ。彼のチームメイトであるニキータ・マツェピンやラルフ・アロンも下位に沈んでおり、チームがセッティングを大きく外してしまっている可能性も指摘される。

 牧野のアドバイザーとしてシルバーストンを訪れている松浦孝亮は「レース2は4本とも中古タイヤを使っていた」と語る。

「タイヤセットの制限があるためレース2は4本とも中古タイヤを使いました。レース3で新品タイヤを4本使う予定なので、このレースの苦戦は承知のうえでした」

 しかしその苦戦は、想像以上のモノとなってしまった。松浦曰く、牧野のタイヤにはブリスターも発生していたと言う。最悪のレース2となってしまった牧野。ここから、どこまで巻き返すことができるのかが注目される。

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この記事について
シリーズ F3 Europe
イベント名 Silverstone
サーキット シルバーストン
ドライバー Mick Schumacher , 牧野 任祐 , 佐藤 万璃音
記事タイプ 速報ニュース