アロンソとのバトルに大満足のサインツJr.。一方「マッサ次第で5位もありえた」
サインツJr.は、アロンソとのバトルを楽しんだ一方で、状況によっては5位もありえたと考えている。










アメリカGPの決勝終盤、トロロッソのカルロス・サインツJr.とマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、2周に渡ってホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げた。レース残り2周、アロンソはストレートでDRSを使い、ターン12の手前でサインツJr.の前に出た。
しかしながらアロンソはブレーキが遅れ、ターン12をオーバーランしてしまった。しかしコースに戻ったアロンソは、サインツJr.の前をなんとかキープすることができ、レースを5位でフィニッシュした。
レースを6位でフィニッシュしたサインツJr.は、アロンソの動きに何も間違ったことはなかったと語り、バトルを楽しんだと認めた。
「フェアなバトルだったと思う。すごく楽しんだよ」とサインツJr.は語った。
「レースが終わった後、僕についての彼の最初のコメントは、『ストレートで、君はパンクしていたみたいにとても遅かった。バックストレートで君を抜くのはとても簡単だった』だった。僕は『ああ、知ってる知ってる。今それを言わないで』って答えたよ」
「それが最初のコメントだった。無礼に対応してしまったけど、そうすべきではなかった。ただ笑って応えればよかったんだ」
「実際すごく楽しかったからね。僕は、彼が5位だと確信しているし、彼はとても喜んでいた。僕らはふたりともハッピーなドライバーだ」
「10位争いじゃなく、5位争いのバトルができて、僕はすごくハッピーだ。それに、クリーンで、素晴らしいバトルだったからね」
アロンソに追い抜かれる際の接触でパンクし、バトルから離脱するまで、ウイリアムズのフェリペ・マッサも5位争いに加わっていた。この接触は審議対象となったがペナルティは出ず、レーシングアクシデントとして処理されている。
サインツJr.は、もしマッサがアロンソに抜かれなかったら、マッサの前をキープし5位でフィニッシュすることが出来たと感じている。
「マッサの前をキープするのは楽しかった。彼がメルセデス製パワーユニットを使っていたとはいえ、僕は彼に対して、セクター1でアロンソよりも大きなアドバンテージを持っていたからね」とサインツJr.は語った。
「ウイリアムズがDRSを開いた時のトップスピードは速いから、フェルナンドにアドバンテージはない。だから、彼はウイリアムズをオーバーテイクできないと思っていた」
「それでも、フェルナンドは何かを仕掛けていくと思っていたし、それが普通じゃないことだということもわかっていた。そして、彼らが接触したとしても、僕は安全だということもわかっていた」
「残り2周で、僕が想像した通りのことが起きた。残り2周から最後まで、僕のタイヤは終わりかけていたから、僕は何もできなかった」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アメリカGP |
ロケーション | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. , フェルナンド アロンソ |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Pablo Elizalde |