

執筆: Jonathan Noble
2016/05/18 21:43
スペインGPの決勝レース中、突如止まってしまったフェルナンド・アロンソのホンダエンジン。燃料カットオフモードに入ってしまったことが原因だったと、調査により確認された。





アロンソは、予選10位からスタートしたスペインGPで、多くのポイントを獲得することを目指し戦っていた。しかし彼はスタートに失敗したため、チームメイトのジェンソン・バトンの後方に落ち、なかなか順位を回復することができなかった。
そしてアロンソのレースは、47周で終わることになってしまう。12番手を走っていた際、ターン3でエンジンが突如パワーを失ってしまったのだ。
レース直後、ホンダはその原因について掴んでいなかった。しかし、週明け以降に行われた分析で、ホンダのパワーユニットは燃料カットモードに入っていたことがわかった。これにより、マシンが止まってしまったのだ。
しかし、なぜスイッチが切り替わってしまったのか、未だにその疑問についての回答はないという。ちなみに、パワーユニットとセンサーなどに、機械的な故障の証拠はなかった。そして、事前に不具合を知らせる警告もなかったという。
現在可能性として囁かれているのは、アロンソが自分でエンジンのモードを間違えて設定してしまったのではないかということだ。彼はレース中、他のセンサーの問題解決に取り組んでいた可能性がある。ただ、これはまだ確認されていない。
また、彼が設定を変更したのかどうかも不透明なままだ。スローダウンした時及びマシンを止めた後、彼が何やらスイッチをいじっているのが、オンボード映像で確認できる。
ただ、燃料モードが原因だったと確認されたことで、パワーユニットがモナコGPで使用できない、機械的な問題は無かったと思われる。予防措置として、モナコGP前に完全な検査が行われることになる。
次の記事
コメントを読み込む
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | スペインGP |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | フェルナンド アロンソ 発売中 |
チーム | マクラーレン 発売中 |
執筆者 | Jonathan Noble |
アロンソのエンジン、燃料カットモードに入っていた
シェア
コメント
レースハブ
Trending
スライドショー