アロンソ「来季ホンダのパワー不足に悩まされる"トロロッソが心配"」
アロンソは、トロロッソに対しホンダエンジンのパワー不足がブラジルGPでも響いていることを心配する必要があると考えている。

マクラーレンのフェルナンド・アロンソはトロロッソに対し、ホンダパワーユニットのトップスピード不足がブラジルGPでも響いたことを心配する必要があると考えている。
アロンソは、ブラジルGPのレース大半をウイリアムズのフェリペ・マッサの背後で走った。アロンソはコーナーではマッサに追いつくことができたが、トップスピードが不足しているため、ストレートでマッサをオーバーテイクすることができなかった。
アロンソはマッサがDRSを活用して走っている時、2台の速度差は50km/hほどあったと主張している。
ホンダエンジンのパワー不足に嘆くアロンソは、来シーズン同社のパワーユニットを使うトロロッソに対し、厳しいシーズンに直面する可能性があることを警告した。
「今日のパワー不足には驚いた。メキシコでも同じような調子だった。僕は最終コーナー入口でフェリペに接近することができた。しかしDRSを使っても、その差は再び開いてしまった」
「来季のトロロッソはパワー不足に悩まされることだろう」
「この驚異的なパワー不足は本当に残念だ。昨日は25km/h差ほどだったと思う。しかし今日はライバルにDRSを使われると40~50km/hほど遅れていたように思う。それでも前の方でフィニッシュできたことは信じられないことだ。今日のスピード不足は著しいものだった」
「残るはアブダビだけであり、厳しい1年がこれで終わりを告げる。うまくいけばこれがこのような条件下でレースしなければならない最後のレースになる」
マクラーレンは来季よりエンジンの供給先をルノーに変更する。ルノーのパワーユニットは現時点でも信頼性の問題を抱えており、ブラジルGPでもトラブルを抱えた。しかしアロンソは何の心配もしていないという。
「様子を見てみよう。ルノーはこれまでのチャンピオンシップを見てみれば、過去15~20年間の中でも最高のエンジンメーカーだということが伺える。だから僕は心配すべきではないと思う」
パワー不足を訴えながらも8位でレースを終えたアロンソだが、マクラーレンは今季最高のレースウィークを楽しむことができたと考えている。
「総合的には最高の週末だったと思う。6番手からスタートし、最高5番手に位置し、結局ポイントを獲得することができた。良い週末だった」
なおアロンソはスピード不足を主張するが、スピードトラップの計測記録は、マッサ323.1km/hに対してアロンソ325.3km/hと、アロンソの方が速かった。
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第19戦ブラジルGP |
ロケーション | ホセ・カルロス・パーチェ・サーキット |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Pablo Elizalde |