グロージャン、ウイニングラン中のハミルトンがベルトを外す問題を提唱

グロージャンは優勝したハミルトンが"自身の勝利をファンと祝う"のにシートベルトを外す習慣について疑問を提起した。

 ハースのロマン・グロージャンはドライバーズミーティングで、優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)が"自身の勝利をファンと祝う"のにシートベルトを外す習慣について疑問を提起した。

 ハミルトンはシンガポールGPで優勝した際もシートベルトを外して勝利を喜んでおり、他にもいくつかのレースでそのような場面があったことを認めている。

 日本GPの金曜日にドライバーズブリーフィングが行われ、FIAのレーシングディレクターであるチャーリー・ホワイティングはマレーシアGP決勝終了直後に起きたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とランス・ストロール(ウイリアムズ)の接触後、ベッテルがパスカル・ウェーレイン(ザウバー)のサイドポットに乗ってピットに帰還したことを取り上げた。ホワイティングは本来であればメディカルカーを待つべきだったとベッテルをたしなめ、彼はそれに同意した。

 さらにハミルトンはベッテルがステアリングをクラッシュしたマシンの中に置いていかなかったことを取り上げた。しかしホワイティングはすでにレースが終了していたのと、マーシャルがマシンを動かすためにステアリングを必要としなかったため、"合理的に"判断して何の罰則も下さなかった。

 その後もまだ会議は続き、グロージャンはシートベルトを話題に取り上げた。以下がその会話の内容である。

グロージャン:「チェッカーフラッグ後にシートベルトを外すことは許されているの?」

ホワイティング:「許されていない。何かあるのか?」

グロージャン:「そうだね、ルイスがずっとそうしていると思うよ」

ホワイティング:「完全に外すのは論外だが、ベルトを緩めることは理にかなっているだろう」

グロージャン:「僕はただ尋ねているだけさ。ファンにとっては嬉しいだろうけど、僕はいつかこのことについて物申したかったんだ」

ホワイティング:「ルイスが走っていたスピードであれば理にかなった行動と言えるだろう。外すのではなく、緩めるのであればね」

フェリペ・マッサ:「でも(ベルトを)緩めることはできないだろうね。そのまま緩めるのは困難だから、まずは外さないとね」

ホワイティング:「答えた通りだが、それは許されない。シートベルトは外すべきではないんだ。しかしもし緩めることができれば問題はないと私は思う。ルイス、君はどうしているんだ? 君はベルトを緩めているのか? それとも外しているのか?」

ハミルトン:「(微笑みながら)外しているよ。何度もやっているわけじゃないけどね。モントリオールではやったかな。ここ最近でも数レースだよ」

ホワイティング:「君はロマンと話し合うべきなんじゃないか?」

グロージャン:「ドライバーのことを少しでも多くファンに見せることができるのは素晴らしいことだよ。でも僕はただ明確化させたかっただけなんだ」

ハミルトン:「どうして明確化したいの?」

グロージャン:「時々ステアリングをマシンに戻さなかったせいで罰金を科せられることがある。ステアリングがマシンから完全に離れたら全く意味をなさないのにね。だから僕は知りたいと思ったんだ」

ハミルトン:「(肩をすくめながら)興味深いね」

ホワイティング:「本当に必要なことなのであれば、明確化するが……」

ハミルトン:「僕たちはゆっくり運転しているんだ。でも僕が思うに、セバスチャンは彼(グロージャン)を擁護すべきだよ」

ベッテル:「(笑いながら)ステアリングだのシートベルトだの、何の話なんだ?」

ホワイティング:「インシデントがすでに起きたのだ。そうだろう?(マレーシアGPでベッテルとストロールがクラッシュ)そうでなかったとしても似たようなインシデントが起こる可能性は否めない」

グロージャン:「僕は議論したいわけじゃない。ただルールを知りたいだけないんだ、単純にね」

ホワイティング:「まあ、私はベルトは外すべきだとは思わない。減速していてもインシデントは起きるのだから。だから君のベルトを外す習慣は悪いものだと私は思っている」

ハミルトン:「僕が勝って、ファンがウェーブをしている時にしかやってないよ」

ホワイティング:「わかった」

ハミルトン:「でも、その時はかなり減速するよ」

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シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン , ロマン グロージャン , セバスチャン ベッテル
記事タイプ 速報ニュース