ウェーバー、レッドブル育成は「”柔軟”な態度をとるようになった」

マーク・ウェーバーは、レッドブルはジュニアプログラムにおいてかつてよりも柔軟な態度をとっていると語った。

 元レーシングドライバーで、7年間レッドブルF1チームに在籍したマーク・ウェーバーは、近年のレッドブルの育成プログラムは以前よりも柔軟な姿勢を示していると考えている。

 ウェーバー自身はジュニア時代にレッドブルからの支援を受けていたわけではないものの、彼は2007年にウイリアムズからレッドブルへ移籍し、2013年までチームに在籍していた。

 ウェーバーは、レッドブルが彼のポルシェ時代のチームメイトであるブレンドン・ハートレーについての助言を求めるために連絡をしてきたこと、そしてその後でハートレーが姉妹チームのトロロッソに加入したことを明かした。なおハートレーにとってこの復帰は、ジュニアプログラムから放出されて以来7年ぶりの復帰となった。

 ハートレーがレッドブルで2度目のチャンスを掴んだことについてウェーバーは、レッドブルや同社のモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコが柔軟な態度をとるようになったと考えている。

「レッドブルは少し柔軟になった」と彼はmotorsport.comに語った。

「おそらく、数年前ほど厳しくないだろう。そして(当時の厳しい状況では)このチャンスは生まれなかったはずだ」

「ヘルムートに会うためには帽子を脱いで敬意を示さなければならない。彼はそれを見て、2度目のチャンスを与えたんだ」

「環境が変わったようだ。より落ち着いたように見える。あくまでこれは僕が見た良い面だけど」

 ハートレーは、2010年にレッドブルから放出された時は”ボロボロだった”と認めていた。だがウェーバーは、28歳の今ならハートレーがこのチャンスに備えてしっかりと準備ができているとみなしている。

「若い頃、彼は準備ができていなかったことを公に話していた」

「十分に成長している人もいれば、そうでない人もいる。F1ドライバーの中には、二度目のチャンスが欲しいと考えている人はたくさんいるだろう。そのチャンスを得ることができる人は多くないが、彼はそれを実現したんだ」

 レッドブルは2017年シーズン後半にダニール・クビアトを解雇してハートレーを起用し、そしてそのまま2018年もハートレーを起用することを決定している。なおチームメイトも、昨シーズン途中にF1デビューを果たしたピエール・ガスリーである。

 クビアトはレッドブルのジュニアプログラムに所属していた2012年にフォーミュラ・ルノーアルプスシリーズのタイトルを獲得し、翌年にはGP3でもチャンピオンになっている。そして2014年にトロロッソでF1デビューを果たし、わずか1年でレッドブルへ移籍。しかし2016年のスペインGPからは、マックス・フェルスタッペン(当時トロロッソ)と入れ替えという形でトロロッソへ戻り、2017年のシーズンが終了する前にチームを放出された。

 ウェーバーは、圧倒的な実力でイギリスF3のタイトルを獲得したものの、わずか1年半でF1のシートを失ったヤン・マグヌッセン(現ハースのケビン・マグヌッセンの父)の例を引き合いに出し、ジュニアカテゴリー時代の実力が必ずしもF1でも発揮されるわけではないと述べた。

「ジュニアカテゴリーで信じられないような成績を残しても、F1でその実力を裏付けることができなかったドライバーはこれまでも大勢いた」

「F1はミシュランの星を獲得したレストランのようなもので、ドライバーはひとりのシェフとして様々な料理を作るエキスパートでなければならない」

「ジュニアカテゴリーではそうじゃない。ドライバーはひとつかふたつの料理を作る専門家で良いんだ」

「だがF1は、ドライバーの影響や人々と仕事をする能力を見るという点で非常にタフなテストのようなものでもある」

「ジュニアではそれほど多くそういう機会を得ることはない。もしあなたが速いドライバーなら、結果を残すことができる。しかしその後で心をコントロールしたり、落ち着いていることが必要になる」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Mark Webber
チーム レッドブル , トロロッソ
記事タイプ 速報ニュース