ウェーバー、後輩リカルドに助言「打倒フェルスタッペンに集中すべき」

ウェーバーは後輩のリカルドに対して、今は将来のことではなくフェルスタッペンを負かすことに集中するべきだと助言した。

 2018シーズン限りでレッドブルとの契約が切れるダニエル・リカルドは、フェラーリやメルセデスに移籍できる可能性があるため、次の契約が人生を左右するほど重要だと考えている。しかし元レッドブルのF1ドライバーでありリカルドの同郷の先輩でもあるマーク・ウェーバーは、リカルドはチームメイトのマックス・フェルスタッペンを負かすことにまず集中すべきだと考えているようだ。

 リカルドは次の契約を適切なものにするため、時間をかけて決断を下すつもりである一方で、重要な決断であるがゆえのプレッシャーも感じていると認めている。それに対しウェーバーは、今は将来のことを心配するのではなく、まずはフェルスタッペンを倒すことが、リカルドの交渉における手札を増やすことにつながるだろうと語った。

「彼(リカルド)ができる最善のことは、マックスを倒すことだと思う」

 そうウェーバーは述べた。

「それは彼も分かっているだろうし、彼は全力を尽くすだろう」

「彼は5~6カ月はそうしようとするだろうし、それから自分の手札を見てみることになるはずだ。私はメルセデスが決断を急ぐとは思っていない。彼らもバルテリ(ボッタス)に注目しているし、おそらくカナダまではバルテリのパフォーマンスがどうかを見るだろう。それは明らかだ」

「両者(リカルドとボッタス)の状況は、明らかに関連している。彼らの契約はどちらも切れるし、どちらもトップドライバーで、チームを移籍するチャンスがある」

「しかしもし彼がマックスを倒し、レッドブルが再び速さを取り戻したら、彼はチームを去るだろうか? そうはならないだろう」

「要するに、ダン(リカルド)はマシンのカラーリングを気にしているわけではなく、ただ勝ちたいだけなんだ。それが彼の目標だが、安定して勝つのは難しいことだ。彼らドライバーの手だけでどうにかできることではない」

「彼にはレースに勝つ能力があるが、そのためのチャンスを得られるようなポジションを掴みとらなければならない」

リカルドへのレッドブルのサポート

 ウェーバーは現役としてレッドブルに在籍していた当時、チームメイトだったセバスチャン・ベッテルと激しく争った。両者のバトルはコース内だけでなく、コース外での政治的な争いにも発展したが、リカルドが同様の”罠”に陥ることはないだろうとウェーバーは考えている。

 リカルドはフォーミュラ・ルノー時代の2008年からレッドブルのジュニアチームに加わりステップアップしていった。そしてレッドブルがシートを買う形で、HRTから2011年にF1にデビューを果たしている。

 ウェーバーはリカルドがレッドブルの育成システムが生んだ”本物”のドライバーであり、レッドブルのアドバイザーでドライバー育成の責任者であるヘルムート・マルコから完全なサポートが得られていると断言した。

「レッドブルはチャンピオンシップをリードし、素晴らしい成果を成し遂げるドライバーを支援するチームだ」

「ダニエルについては、まだまだ問題ないと思う。彼はレッドブルの”作品”なのだから」

「ダニエルがワールドチャンピオンになれていないことに、ヘルムートががっかりしているとは思わない。しかし彼はマックスのことも気に入っている。彼は、ふたりともお気に入りなんだ」

「では、カルロス(サインツJr.)はどうかって? 彼のことも好きだ。だからそれはヘルムートにすべき質問だ」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ダニエル リカルド , Mark Webber
チーム レッドブル
記事タイプ 速報ニュース