ウルフ、フェラーリF1撤退の可能性をFIAに警告「挑発しない方がいい」

ウルフは、本当にフェラーリがF1から撤退する可能性があるため、F1の首脳陣は挑発的な態度を取らない方がいいと語った。

ウルフ、フェラーリF1撤退の可能性をFIAに警告「挑発しない方がいい」
Sergio Marchionne, CEO FIAT
Piero Lardi Ferrari, Ferrari Vice President and Sergio Marchionne, CEO FIAT
Toto Wolff, Mercedes AMG F1 Director of Motorsport
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、本当にフェラーリがF1から撤退する可能性があるため、F1の首脳陣はフェラーリの会長であるセルジオ・マルキオンネに挑発的な態度を取らない方がいいと語った。

 マルキオンネはもしF1のレギュレーションがフェラーリのビジネスに合致しなければ、F1から撤退するとFIAに対しこれまで何度も警告してきた。

 一部の者はそれがマルキオンネの"常套句"であり、フェラーリは過去に同じ戦略を繰り返してきたと主張しているが、ウルフは今回に関してフェラーリが撤退する脅威を真剣に受け止める必要があると述べた。

 フェラーリと緊密な同盟を組んでおり、F1レギュレーションをメーカーに適するものにすることを望むウルフは、現在のマルキオンネの思惑を正確に理解している人物のひとりである。

 フェラーリがF1から撤退する可能性について訊かれたウルフは次のように語った。

「セルジオ・マルキオンネを挑発してはいけない」

「フェラーリがF1を必要としている以上に、F1はフェラーリの存在から恩恵を受けていると思う」

「彼はF1のDNAを象徴するフェラーリの必要性を理解しており、現実的な男だ」

「もし彼がブランドに価値がないと考えるなら、すぐに断ち切るだろう。いとも簡単になんの後悔もなく、だ。だから彼に楯を突かない方がいいだろう」

 ウルフのコメントは、自らの納得のいかないレギュレーションについて、その実施を阻止するための拒否権を長年にわたって有しているフェラーリに対し、FIAの会長であるジャン・トッドが反対の意を示した後のものであった。

「この拒否権はエンツォ・フェラーリの時代のものだった。彼らは当時マラネロで孤立していた」とトッドは説明している。

「フォードからエンジンの提供を受けていた他のチームとは違って、フェラーリは唯一エンジンとシャシーを製造するサプライヤーだった」

「それゆえ当時は、モータースポーツのシリコンバレーと呼ばれていた環境から切り離されていたため、彼らには保護が必要だった。これが彼らの持つ拒否権に関する背景だ」

「しかし個人的には、今やこれに賛成できない。時代は変わったのだ」

Additional reporting by Roberto Chinchero

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この記事について

シリーズ F1
チーム フェラーリ , メルセデス
執筆者 Jonathan Noble