オコン、バクー以来SNSで”殺害脅迫”を受けてきたことを明かす
オコンはバクーでペレスと接触して以来、自身の殺害をほのめかすメッセージを”たくさん”受け取ってきたことを明かした。







フォースインディアのエステバン・オコンは、アゼルバイジャンGPでチームメイトのセルジオ・ペレスと接触して以来、ソーシャルメディア上で”多数の”殺害脅迫のメッセージが送られてきていたことを明らかにした。
アゼルバイジャンやベルギーなどで何度もチームメイト同士の接触を繰り返してきたペレスとオコンは、チームからお互いにバトルをすることを禁止されている。
オコンは、ソーシャルメディア上では自身に対する厳しい言葉を受けてきたが、それでもメキシコのファンからポジティブな歓迎を受けたことに驚いたと話した。
「ツイッターでクレイジーなメッセージを受け取っていたし、死を意味するメッセージや少し厳しい歓迎を受けると思っていた」
「でも実際は、最初から暖かい歓迎を受けた。これが続くかどうかは見てみよう。僕はそれが続くことを願っている」
またこれまで受け取った脅しのメッセージを真剣に受け止めているのかと尋ねると、彼はこう答えた。
「これはソーシャルメディア上のメッセージだ。誰かがこれを真剣に受け止めているのかそうでないのか、僕は知らない」
オコンはこういった内容のメッセージを”たくさん”受け取ってきたといい、6月のアゼルバイジャンGPでの接触以来、繰り返し頻繁に送られてきていると話した。
「最新のものだと、昨日送られてきていたと思う」
「でもツイッターから離れると、現実世界ではみんなが僕をとても歓迎してくれて、チェコ(ペレスの愛称)のことだけではなく、チームのことも応援してくれる」
このようなメッセージに対して不安に感じたことはないのかと訊くと、オコンは次のように話した。
「こういうものを受け取るということは、決して良いことではない。でも今のところ僕は大丈夫だし、このままでいたい」
オコンは、彼自身もペレスもメキシコGPでお互いにレースをすることを禁止されるのかどうかについてはまだ知らされていないと話したが、フォースインディアがコンストラクターズランキングで4位獲得を確実にするまで、いかなる方針も変わらないだろうと考えている。
「完全にこの位置を確保し、数字的にもウイリアムズが僕たちを追い抜けなくなって初めて、僕らはもう一度レースをし始めることができるようになるだろう」
「でも今週そうなるとは思っていない」
現在フォースインディアはウイリアムズに91ポイントの差をつけてコンストラクターズランキング4番手につけている。なおメキシコGPを含めた残りの3レースで獲得できる最大ポイント数は129である。
一方ドライバーズランキングでは、オコンは現在8番手につけている。彼は日本GPとアメリカGPを6位で完走しており、ランキング7番手のペレスまで13ポイントに迫っている。
Additional reporting by Erwin Jaeggi
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第18戦メキシコGP |
ロケーション | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス |
ドライバー | エステバン オコン |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Matt Beer |