キャリア最悪のスランプに苦しんだボッタス。新パッケージが原因か?

マレーシアGP決勝で苦戦したバルテリ・ボッタスは、自身のF1キャリアの中で”最も難しい瞬間”に直面していると語った。

 メルセデスのバルテリ・ボッタスは、マレーシアGPの決勝でペースを上げていくことができず、5位でフィニッシュ。2位となったチームメイトのルイス・ハミルトンからは40秒以上の差をつけられた。

 レース後、ボッタスはマシンにあまり自信がなかったと語った。しかしなぜ自分が苦戦したかの答えもまだ見つけられておらず、F1デビューして以来、このような苦難の時に直面したことはないと彼は主張した。

「間違いなく、難しい」

 そうボッタスは述べた。

「正直に言って、マシンに乗るたびに自分がどう感じるかという点で、これまでのキャリアの中で最も難しかったかもしれない」

「僕はただ良いパフォーマンスを発揮したいだけだし、高いレベルにいたい。それが、様々な理由でできないことがあるんだ。僕にとってもチームにとっても、まだ多くの疑問符が残っている。だから、僕は言うまでもなくこの状況をすぐにでも変えたい」

「今回のようなレースを続けていても、誰にとっても良いことはない。チームはポイントを必要としているし、僕もそうだ。僕はポイントが欲しい」

「僕は今回よりももっとうまくやりたい。この状況をすぐにでも好転させたいんだ。そのために必要なことは何でもやる。でも僕が言ったように、多くの疑問があるんだ」

 ボッタスは、様々な問題に苦しめられていたと説明した。タイヤの温度をバランス良く暖めることが難しく、その結果としてタイヤが作動温度領域から外れ、それがマシンのハンドリングに影響を及ぼしてしまっているというのだ。

「僕にとって主に問題なのは、フロントエンドで苦しんでいるということだ。今年、これまでそれが問題になったことは何度もなかった」

「今は、中高速のコーナーでフロントのグリップをかなり失っている。そのせいでマシンを曲げるのが難しくなり、左フロントタイヤがオーバーヒートしてしまう。高速コーナーでは4輪ともがスライドしてしまっているんだ」

「それは、毎週末抱える問題というわけではない。新しい(空力)パッケージで走った時だけなんだ。だからそれが主な問題だった」

「レースでは、ペースを上げようとするとスライドが激しくなるだけで、タイヤの温度にさらに苦しむことになった。だからタイヤの温度を管理し、キープするだけでレースが終わってしまった。言うまでもなく良いことじゃない」

モナコの時よりも状況は良くない

 メルセデスの今季マシンW08が、適切なバランスを見つけるのが難しいマシンだというのは新鮮な話題でもない。メルセデスは今季序盤から”気難しいプリマドンナ”と評した自分たちのマシンに翻弄されてきた。しかし、ボッタスとチームが今直面している状況は、5月のモナコGPの時の問題よりも複雑なモノだと考えているようだ。

 チームは、モナコGPの時と同じ問題を抱えているのかと問われたボッタスは「懸念はあの時よりももっと大きいと思う」と答えた。

「モナコはとてもユニークなトラックだから、マシンを適切にセットアップするのは簡単なことではない。マシンの特性の違いによっては、うまく機能しないこともある」

「しかし、ここ(セパン)のようなサーキットで、僕たちはかなりの競争力を持っているはずだと予想して来た。それなのに苦戦したんだ。だから、僕たちは非常に素早く(問題の原因を)理解する必要がある」

「今後すべてのレースが本当に重要になってくるだろう。まだ僕たちは、チームとして何も勝ち獲ったわけではないので、1~2週間で問題を理解することができることを願っている。そうでなければ遅すぎるかもしれないからね」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー バルテリ ボッタス
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース