ロバート・クビサはシルバーストンで2014年型のウイリアムズF1マシンを走らせ、自身の回復具合をアピールした。
ロバート・クビサは、2018年のF1復帰に向け、2014年型のウイリアムズF1マシンをシルバーストンでテストした。
クビサは2011年のシーズン開幕前、ラリー出走中に大クラッシュを喫し、特に右腕を激しく負傷した。当初はF1への復帰は絶望視されていたものの、昨年サーキットレースへの復帰を果たしたクビサは、来季のF1再デビューに向けてルノーの旧型マシンを走らせ、その後インシーズンテストで最新マシンを走らせるなどした。
しかしルノーはカルロス・サインツJr.を獲得したため、クビサのF1復帰はやはり難しいと考えられた。ただその後、ウイリアムズのランス・ストロールのチームメイトとして、クビサの名前が急浮上。ポール・ディ・レスタ、フェリペ・マッサ、パスカル・ウェーレインと共に、”シート獲得競争”を繰り広げている。
ウイリアムズは、クビサの回復具合を確認するため、普段はストロールがサーキットを習熟するために走らせている2014年仕様車を使い、10月11日(水)にシルバーストンでテストを行った。
ウイリアムズはテストが完了したことは発表したものの、周回数やラップタイムなどの詳細を明らかにすることはなかった。
チームは場所をハンガロリンクに移し、再びクビサに走行機会を与える予定だ。このテストは、来週のアメリカGPの前に行われると考えられている。その後、ディ・レスタにもテスト走行の機会が設けられる予定だ。
ウイリアムズは来季ドライバーの決定を急ぐつもりはないものの、シーズン終了までには発表されるものとみられている。