ハースのエステバン・グティエレスは、先月から患っていたウイルスが原因と思われる体調不良の療養のため、先週メキシコに戻り通院していたことを明かした。
エステバン・グティエレスは、ここ数レースで体調が優れず、状況は悪化したため、回復に向けて医師らによる全身のメディカルチェックを受ける必要があったと打ち明けた。
「ヨーロッパGPの後メキシコに戻って、1日掛かりで全身を検査した」とグティエレスは話した。そして今回の予選では、今シーズンベストの予選11番手を獲得した。
「3、4週間のあいだ何かがおかしくて、少し心配していたんだ。ウイルスかバクテリアじゃないかと……移動も多いし、体調はすぐに回復しなかった」
「だけどもう大丈夫。この問題は片付いたし、今は仕事に戻っている」
過密な移動スケジュール
ここ数週間の厳しい移動スケジュールのせいで、体調はなかなか改善しなったとグティエレスは考えている。この移動スケジュールには、カナダからバクーという連戦も含まれている。
「ウイルスが原因ではなかったよ。僕たちがいつも移動を繰り返している、といったようなことが重なったのが原因だ。例えばモナコでは暑かったり寒かったりと、いろいろな天候も経験したからね」
「だからメキシコに戻った。カナダは寒かったからね。そして地球の反対側にあるバクーに行った時は暖かかった。全く理想的な状況じゃなかった」
「だけど今は完全に回復したよ」
レースを楽しみたい
レッドブルリンクでの好パフォーマンスにもかかわらず、グティエレスは最近は体調が優れなかったせいであまり良いパフォーマンスを発揮できず、F1をドライブすることに苦労したと感じている。
「体調が良ければ、全体的にもっと楽しめるんだけどね。カナダでは木曜日にサーキットに行かなかったから、(コースの下見をせずに)直接マシンに乗ったんだ」
「予選もレースもできたけど、パフォーマンスは良くなかった。いいことじゃないよね。体調が完全じゃなくて、それでもリカバーしようとしたのにできなかったことを考えると、それも思わしくない」
「だけど今、ポジティブに考えているし、今シーズンでベストな予選ができてハッピーだ。トップ10に入れたらよかったかもしれないけど、11番手はグリッドの左側からスタートするから、悪くないよ」