グロージャン、オコンとの事故でのペナルティの理由を「理解できない」
1周目にオコンを巻き添えにしてクラッシュしたグロージャンは、ペナルティを受けた理由を「理解できない」と語る。

ハースのロマン・グロージャンは、ブラジルGPの1周目にフォースインディアのエステバン・オコンと接触。オコンをリタイアに追いやった。グロージャンはこの責任を問われペナルティを科せられたが、その理由を「理解するのに苦労している」と語る。
グロージャンはブラジルGPの1周目ターン5でコントロールを失い、オコンのフォースインディアを巻き添えにしてしまった。オコンはこれにより、F1で初めてのリタイアを喫した。
この事故についてブラジルGPのスチュワードは、グロージャンに非があると認定。10秒のタイムペナルティを科した。
グロージャンはこの事故についてオコンに謝罪したが、単純なレーシングアクシデントだと考えていたため、ペナルティを受けた理由について困惑していたと語る。またグロージャンはコントロールした原因について、それ以前にパンクしていたためだと考えている。
「僕らが望んでいたようなレースじゃなかった。エステバンに当たってしまったことについては、申し訳なく思っている」
グロージャンはレース後に公開されたビデオメッセージで、そう語った。
「僕は後ろから強く接触された。それにより、僕のタイヤはパンクしていたと信じている。だからターン6でマシンのコントロールを失い、その時彼が外にいたんだ」
「僕の考えでは、あれはレーシングアクシデントだと思う。だからペナルティを受けたことを理解するのに苦しんでいる。でもそれはそれとして、僕らは前に進まなきゃいけない」
一方オコンは、この事故について別の見解と考えを持っている。
「ブレーキングポイントで、僕は先行していた。そして彼はただリヤのグリップを失い、僕にクラッシュしてきたんだ」
そうオコンは語った。
「ペナルティは、小さなことだ。僕は彼を責める。それは確かに彼のせいだった」
「彼はあれほどプッシュするべきじゃないし、クルマのコントロールを失うべきじゃなかった。それだけだ。でも僕は彼のところへ行って、彼を罵ろうとは思わない。意味がないことだ」
グロージャンは、クラッシュ後もレースに復帰し、2周遅れながら15位でフィニッシュした。しかし彼は、今回のブラジルGPでトップ10に入るペースがあったと信じている。
「僕らはポイントを目指すことができるレースだったと思う。特に僕らが抱えていた全てのダメージがあっても、クルマはかなり良い感じだった」
そう彼は言った。
「最終スティント、スーパーソフトタイヤを履いた時のマシンは、本当に良い感じだった。だから僕らはそれを元に作業し、アブダビに向けポジティブなモノにトライし、引き出すつもりだ」
Additional reporting by Adam Cooper
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第19戦ブラジルGP |
ロケーション | ホセ・カルロス・パーチェ・サーキット |
ドライバー | エステバン オコン , ロマン グロージャン |
チーム | フォースインディア , ハースF1チーム |
執筆者 | Pablo Elizalde |