ゲイリー・アンダーソン、ペレスとオコンは「甘やかされた子供」と批判

ゲイリー・アンダーソンは、チームメイト同士で接触を繰り返すフォースインディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコンに苦言を呈した。

 フォースインディアの前身であるジョーダンでテクニカルディレクターを務めた、レーシングカーデザイナーのゲイリー・アンダーソンは、チームメイト同士で何度も接触を繰り返すフォースインディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコンを痛烈に批判している。

 事の発端はカナダGP終盤ペレスが4番手、オコンが5番手を走行していた際に、オコンをペレスが徹底的にブロック。その結果、後方から迫ってきたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に2人共オーバーテイクされてしまったことだ。これにオコンは激怒し、ペレスを激しく”口撃”。ペレスもそれにやり返し、2人の仲は急速に悪化した。

 それ以来、2人はアゼルバイジャンGPやハンガリーGPでチームメイト同士で接触を繰り返してきた。ベルギーGPでは、2度にわたって同士討ち。貴重なポイントを取り逃がしてきた。

「ペレスとオコンは未だ”全てを破壊”しようとしており、フォースインディアは彼らがレース中に近い位置にいるときは、いつもお互いを遠ざけようと努力している。しかし彼らはスパでまたしても接触し、チームにとって重要なポイントを失うことになった」と、フォースインディアのドライバー2人について、アンダーソンは述べた。

「もし私がチームにいたらポイントを失うことを恐れていただろうし、副チーム代表のボブ・ファーンリーやCOOのオットマー・サフナウアー、スポーティングディレクターのアンディ・スティーブンソンは、間違いなくそうだろう。あるいは、彼らはもう長い事そう感じていたかもしれない」

「彼らは甘やかされた子供のように行動している。彼らの頭に”中身”が詰まっているか、ノックしてみる必要があるだろう。彼らが(ベルギーGP)オープニングラップの1コーナーを抜け、オー・ルージュに向かう途中で接触したのを見たとき、私は”終わった”と思った。マシンが宙を舞うようなクラッシュになっていてもおかしくなかったんだ」

「しかし、その後同じ場所で再び彼らは接触した。接触が起きることは避けられなかったのだろう。もし彼らが2人ともピットからの指示に従うお利口なドライバーだったら、レースの結果がどうなっていたかを考えると残念だ。もし彼らがお互いに尊重することをやめれば、彼らのことを警戒するトップチームはいなくなるだろう」

 アンダーソンは2人が”増長”している原因として、チーム側の対応の甘さを指摘した。対応が後手に回った結果、ドライバーがチームのことを考慮しなくなったというのだ。

「一連の問題は、長いこと尾を引いている。最低でも、レース終盤にオコンがペレスに前を塞がれたカナダGPから続いているんだ。その後バクーでのクラッシュがあり、フォースインディアはダブル表彰台獲得の可能性を逃している。そして、ハンガロリンクではスタート直後の1コーナーで接触してしまっている」

「私は、フォースインディアの首脳陣がシーズンのもっと早い段階で断固とした態度をとるべきだったと思う。外部から見ていても、それぞれのドライバーが自分の起こしたインシデントに責任を負っていないのが容易に分かる。ハンガリーのインシデントの後に、チームというのはそれぞれのドライバーよりも重要な存在なのだと、彼らに適切に警告していればよかったはずだ。フォースインディアは約400人からなる組織だ。そして、ふたりの無責任なドライバーのせいで、彼ら全員、ひとりひとりが痛みを感じるのだ」

「また、同じことが起こってしまった。チームはどうやってそれに対処するんだ? これまで言ってこなかったことを、今更彼らに言うのは非常に難しいことだ。彼らは、単純にお互いを尊重する必要がある」

「彼らのパフォーマンスは似通っているので、普通ならコース上でも近い位置を走っている。一方で、彼らは他のマシンとはインシデントを起こしていない。それが、彼らの問題を説明している。彼らはお互いを打ち負かしたいという欲望を抱いており、それが問題となっているのだ」

 チーム内で”いざこざ”を起こしているペレスとオコン。当然、この騒動は2人のドライバーとしての評価にも影響を与える。アンダーソンは、彼らのようなドライバーを”好きになることはない”と厳しい言葉を投げかけている。

「彼らは、他のチームが事の成り行きを見ているということにも意識を向けなければならない。とりわけ、レーシングチームは可能な限り、マシンをフィニッシュまで持っていくドライバーを必要としている。トップチームが彼らのうち、どちらかの獲得を検討した場合に、スパでのインシデントは大きな汚点になる」

「彼らのように、自分たちのことよりもチームの事を考えないドライバーは、決して好きになれないし、彼ら2人の欠点は一晩で治るようなものでもないだろう」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース