サインツJr.、ハロ適応は「20周くらいで十分」と前向きな姿勢示す
ルノーのカルロス・サインツJr.は、ハロは有益なデバイスであり、20周も走行すれば慣れることができるだろうと語った。






ルノーF1チームのカルロス・サインツJr.は、ハロは効果的な頭部保護デバイスであり、テストで20周ほど走れば適応できると語った。
2018シーズンを戦うF1マシンにおいて、最大の変化はハロの装着である。しかし過去2シーズンのフリー走行やテストでは、実際にハロを搭載しての走行は短時間に制限されていた。
最近では、メルセデスのバルテリ・ボッタスがシミュレーターでレースシミュレーションを行った際に”ハロは気にならなかった”とmotorsport.comに語っていた。そしてサインツJr.も、トラック上でハロに適応するのに長い時間を必要とすることはないだろうと考えている。
「ハロは効果的なデバイスだと思う」
「ドライバーとして、僕たちはこれに適応できるはずだ。テストで20周くらい走行すれば十分だと思う」
「エンジニアたちは、ハロが空力にどのような影響を及ぼすのかという点を確認するだろう。ファクトリーの風洞ではハロに関わる作業を見てきているけど、トラックでのテストが必要だ」
「ビジュアル的には、一度マシンに装着されてしまえばそれほど悪いものではなかったと思う。僕たちはハロに慣れるだろうし、短期間で普通のものになる」
また昨シーズン途中にレッドブルからルノーに”貸し出される”形で移籍を行ったサインツJr.にとって、今年はルノーのドライバーとしてフルシーズンを戦う初めての年だ。
ルノーを離脱したジョリオン・パーマーの後任としてチームに加入したサインツJr.は、ルノーでのデビューレースとなったアメリカGPで7位に入賞した。それ以降はトップ10に入ることはなかったものの、前任のパーマー以上にチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグに迫る予選結果を見せた。
「(移籍の)価値はあったし、来たるシーズンに向けてより良い準備をするために僕を支援してくれた」
「エンジニアやメカニックのこともよくわかっているし、マシンの知識を蓄積してテストに向かう。もっとたくさんのものを僕好みに調節することもできるだろう」
「チャンピオンシップで良いスタートを切るためにも、僕はこのやり方で力強い基盤を見つけたい」
一方のヒュルケンベルグも、今シーズンは一貫してチーム内で争いができることを期待している。
「ガレージの反対側には、若くてハングリーな良いドライバーがいる。彼は油断の隙を見せないはずだ」とヒュルケンベルグは話した。
「願わくば僕も彼に”トリック”を見せたいね」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Scott Mitchell |