ザウバーのチーム代表であるフレッド・バスールは来季中団チームたちと争うことを目標とし、従業員を増やす計画を立てている。
ザウバーのチーム代表であるフレデリック・バスールは来季中団チームとの差を縮めることを目標とし、従業員を増やす計画を立てている。
ザウバーの前チーム代表であるモニシャ・カルテンボーンからチームを引き継ぎ、その見直しを行うバスールは、2018年よりフェラーリから最新スペックのエンジンの供給を受ける契約を締結した。次は従業員数の増加に着力しているという。
ザウバーの従業員は現在320人ほどであり、F1チームの中でも小規模である。そこでバスールはあらゆる部門、特にエアロダイナミクス部門を重点的に強化させたいと考えている。
「チームの従業員数が少なすぎる」
「我々は成長していかなければならない。特にエアロダイナミクスは重点的に各部門を伸ばさなければ。多かれ少なかれ400名ほどに従業員を増やすことだろう」
元ルノーのチーム代表であるバスールは、従業員募集が迅速かつ合理的に行われることを示唆している。
「昨年ルノーに加入した時の従業員は470名ほどだったが、私がルノーを離れる時は600名に増加していた」
しかしバスールはただ闇雲に従業員を増加させるだけでなく、適切な人材を発掘する必要があることを強調している。
「良い人材を雇い、適切なポジションに置かなければならない」
「人員を増加させるのに予算を増やさなければならない。しかし最もネックとなるのはそれではない」
「我々は適切な人材を見つけ出し、どのポジションにつけるのかを検討しなくてはならない。頭数を増やすためだけに人を連れてくるのであれば、むしろ320名のままで運営していった方がいい」
また多くのF1チームがイギリスを拠点としているのに対し、ザウバーの本拠地はスイスにある。これまで通り、ザウバーにとってスタッフを募集することは困難であるとバスールは理解しているが、それでも尽力すると述べている。
「拠点の場所にはメリットとデメリットがある」
「チームがイギリスにあれば、あるチームから別のチームに移ることも容易だろう」
「しかしスイスでも、ドイツからポジションを求めてくる人を拾えると考えている。私はスイスに移れたことに感謝している」
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