シンガポールGP予選:ベッテル、逆境跳ね返す神業ラップでポール獲得

第14戦シンガポールGPの予選が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが今季3度目のポールポジションを獲得した。

 F114戦シンガポールGPの予選は、ウォールに”キス”しながらも驚異のラップを記録したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。

 シンガポールは過去9レース中、7回がポール・トゥ・ウィン。予選の重要度が高く、非常に重要なセッションとなる。

Q1:レッドブル好調維持。ウイリアムズが姿を消す

 フェラーリのキミ・ライコネンが、グリーンライトとともにピットアウト。チームメイトのベッテルも早めにコースインしていった。

 まずはそのライコネンが1分44秒060をマーク。ベッテルはその0.620秒遅れだった。FP3で4番手と好調だったマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、マシンを滑らせながらベッテルより速いタイムを記録。さらには、FP3で5番手だったストフェル・バンドーンもライコネンのタイムを上回っていった。

 ライコネン、ベッテルは2度目のアタックでタイムアップ。しかし少し遅れてアタックに入ったレッドブル、メルセデスの後ろの5、6番手となった。

 フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)がターン20でウォールにヒット。パンクを喫しピットに飛び込んだ。特にセクター3はマシンが滑りやすい状況にあるようで、ウォールにヒットするマシンも多かった。

 最初のタイヤセットによるアタックを終えて、トップ10はレッドブル、メルセデス、フェラーリ、フォースインディア、マクラーレンと2台ずつ綺麗にチームごとに並んだ。

 Q2進出に向けて、11番手以下がピットからアタックへ向かう。ハースのロマン・グロージャンは、マシンをウォールに当てながらもマクラーレン勢の間を割る10番手タイムを記録。ケビン・マグヌッセン(ハース)も同じようなタイムを記録すると、マクラーレンの2台も慌ててピットアウトした。

 アタックでタイムアップしたマシンは多カルロス・サインツJr.、ダニール・クビアトのトロロッソ2台、ジョリオン・パーマー、ニコ・ヒュルケンベルグのルノー2台がタイムアップすると、アロンソがQ1脱落圏内へ。しかしなんとかアタックが間に合い、セクター3で全体ベストを記録したアロンソが3番手タイムを記録した。

 結局、マグヌッセン、マッサ、ランス・ストロール(ウイリアムズ)、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、マーカス・エリクソン(ザウバー)がQ1脱落となった。

Q2:マクラーレン2台がQ3へ。フェルスタッペン連続トップ

 まずアタックを行ったのはライコネン。セクター3でトラフィックに詰まってしまったが、1分40秒999でこの日初めての1分40秒台を記録すると、ベッテルがさらに速い1分40秒529を記録した。

 同じく速さを見せたのがレッドブル勢で、リカルドはベッテルに届かなかったものの、フェルスタッペンが1分40秒379でトップに立った。

 メルセデス勢はフェラーリに及ばなかったばかりか、バンドーンが間に入りボッタスが7番手となった。

 残り時間4分を切り、ノックアウト圏内のアロンソからコースイン。感触を確かめるためか上位陣もコースインし、なんと全車がピットを離れた。

 アロンソ、ヒュルケンベルグがタイムを上げてQ3へ駒を進めた。一方、ペレスはタイヤのグリップ不足を訴え、アタックを中断しピットへ戻ってしまった。

 上位陣は、フェルスタッペンが1分40秒332までタイム更新。リカルドも0.053秒差で2番手となった。フェラーリの2台は、レッドブルから0.2秒ほど離されている。

 11番手以下パーマー、ペレス、クビアト、エステバン・オコン(フォースインディア)、グロージャンがQ2脱落となった。

Q3:驚異のラップでベッテルがポールポジション!

 コースインはアロンソから。フェラーリ、メルセデス、レッドブルは少し遅れてのコースインとなった。アロンソは1分41秒944をマークし、まずはトップへ。バンドーンやヒュルケンベルグ、サインツの前に立った。

 注目のポールポジション争いは、壮絶なタイムの出し合いに。ライコネンのアタックには多少のミスがあり1分40秒069。ハミルトンはそれに0.1秒ほど及ばなかった。

 その後ろからは、”本命”フェルスタッペンが1分39秒814をマーク。トップでセッションを折り返すかと思われたが、ベッテルが1分39秒669という驚愕のタイムを叩き出した。リカルドは3番手で最初のアタックを終えた。

 7番手アロンソ以下は同じタイヤで2アタック、トップ6は2セットのタイヤで1アタックをする作戦。残り3分を切って全車がコースに入った。

 このアタックでセクター1を最速で抜けたのはベッテル。セクター2も全体ベストを並べた。セクター3ではウォールにタイヤを擦らせる場面もあり全体ベストではなかったものの、自己ベストを更新し、1分39秒491を記録。週末を通して好調を維持していたレッドブル勢に0.3秒以上の差をつける驚異のラップでポールポジションを獲得した。

 2番手はフェルスタッペン、3番手がリカルド。週末の流れが予選まで完璧だっただけに、ポールを逃したレッドブルのふたりは悔しそうな表情を見せた。

 4番手はライコネン。こちらも壁に軽くタッチしており、チームメイトから0.578秒遅れをとった。

 ハミルトンが5番手、ボッタスが6番手。メルセデスの苦戦は予想されていたが、3列目に甘んじることになった。

 最後のアタックでポジションを上げたヒュルケンベルグが7番手。マクラーレンはアロンソが8番手、バンドーンが9番手からのスタートとなる。来季ルノーへの移籍が発表されたばかりのサインツが10番手だった。

 →【リザルト】第14戦シンガポールGP:予選

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 シンガポールGP
サーキット シンガポール市街地コース
記事タイプ 速報ニュース