スチュワードを罵ったフェルスタッペン「悪い意味はなかった」と弁解
フェルスタッペンはアメリカGP決勝後、スチュワードのギャリー・コネリーを罵ったが、「レース後で感情が昂ぶっていた」と弁解した。


レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、アメリカGP決勝の最終ラップでフェラーリのキミ・ライコネンをオーバーテイク。3番手でチェッカーフラッグを受けた。
しかしこのオーバーテイクの際にコースをショートカットしたとして、レースタイムに5秒加算されるペナルティを受け結局4位となり、表彰台を失うことになった。この裁定にフェルスタッペンは激怒した。
フェルスタッペンは、レーススチュワードのギャリー・コネリーが定期的に自身にペナルティを科すとして、Sky TVに次のように語った。
「そこにはいつも僕に否定的な決定を下すスチュワードがひとりいる」
その後オランダのテレビのインタビューでも、フェルスタッペンはコネリーのことを痛烈に非難した。
これらの発言はいくつかの論争を巻き起こした。しかしフェルスタッペンは、発言をした時はレース後だったため、感情が昂ぶっていたと弁解した。
フェルスタッペンは月曜日の夜にオランダのテレビ番組「ペプトーク」に出演。「熱くなっていた時に何かを言ってしまうことがある。もちろん、悪いことを意味するつもりはなかった」と説明した。
「その時、僕はうっかり口走ってしまった。誰も傷つけるつもりはなかった」
一方でフェルスタッペンは、今回のペナルティがファンや関係者からの反発が相次いでいると指摘。スチュワードの新しいアプローチを検討するため正しいタイミングだとも主張した。
「多くの人が、システムの変更を望んでいると思う」
そうフェルスタッペンは語った。
「僕はこれが正しいことじゃないと思う。何も反論できないというのは、馬鹿げているよ」
「僕らはこれについて話すつもりだ。しかし、何が正しいかを見極める必要がある。僕もまだ、その明らかな答えを持っていない」
またフェルスタッペンは、この判定について議論をする機会もなかったと語る。
「説明できることは何もなかった」
オースチンを去る前、フェルスタッペンはそう語った。
「膝を突き合わせて、何時間も話すこともできる。しかし、それでも何も変わらないんだ」
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