スパでは善戦も、聖地で惨敗のフェラーリは”何かがズレていた”とウルフ

イタリアGPで圧勝したメルセデスのトト・ウルフ代表は、フェラーリは週末を通して何かが”ズレていた”と語った。

 メルセデスは、フェラーリの聖地”モンツァ”で行われたイタリアGPで圧倒的なパフォーマンスを見せた。ルイス・ハミルトンが今季6勝目を上げ、バルテリ・ボッタスが2位になったことで、フェラーリの熱狂的なファンの前で、彼らが声援を送るセバスチャン・ベッテルからポイントリーダーの座がハミルトンに移った。

 なんとか3位に入り表彰台に上がったベッテルだが、ハミルトンからは36秒という大差をつけられた。メルセデスの圧倒的優位だと言われていたベルギーGPでベッテルが善戦した後だっただけに、フェラーリの会長であるセルジオ・マルキオンネは、”イタリアGPは大失敗だった”と酷評している。

 一方、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、フェラーリがイタリアでとてつもないプレッシャーに直面していたことは明らかであり、予選日は大雨となるなど、週末を通して変化した路面にマシンのスピードを管理できなかったのではないかと指摘した。

 マルキオンネのコメントを聞いて、ウルフは次のように語った。

「良くない日は感情が高ぶり、それを隠しておくこともできない。私からしてみれば、フェラーリは今週、一歩ずつ後退していってしまったように見えた」

「メルセデスは非常に堅実だったと思うが、それでも我々が期待していた通りには進まなかった。フリー走行3回目はほとんど走れなかったし、レッドブルは後方からのスタートになってしまった」

「今回は、うまくかみ合わないことがあったし、予想外のことも起きた。だから、彼らがそれに動揺していることは理解出来る」

 ウルフは、なぜフェラーリがベルギーでメルセデスと僅差だったのかを理解するために追加の作業を行ったことを明かした。それがイタリアGPでのチームのパフォーマンスを底上げしたと考えている。

「スパでは、それほど明確な差はなかった。私は足りないところを分析したチームの仕事が素晴らしいモノだったのだと思う」

「ストレートに関して言えば、我々には本当にしっかりしたマシンがあったので、ドライブはしやすかったはずだ」

「予選では、簡単にミスを犯してしまうような状況だったが、マシンにとってはすぐにいいコンディションになった。グリップも良かったし、マージンも豊富にある状態だった。そして、それはレースでも同じだった」

「ある意味で、(フェラーリが1-2フィニッシュを飾ったハンガリーGP)ブダペストから我々がうまく回復し、マシンを進化させていることが証明できた」

 フェラーリにとってさらなる頭痛のタネとなるのは、ハミルトンとボッタスはパフォーマンスを犠牲にして走っていた可能性があるということだ。

「私は、エンジン内部の損傷具合を見る賢明な方法を見つけようとしていたが、エンジンはあまり傷ついていなかった」

「しかし、彼らはかなりプッシュしていた。ルイスが2つ目のシケインをはみ出していたのを見ただろう。私は、シーズンの終わりにエンジンのマイレージが重要になることを十分認識していたので、それ(出力)を少し落とさせたのだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 イタリアGP
サーキット Autodromo Nazionale Monza
チーム フェラーリ , メルセデス
記事タイプ 速報ニュース