スーパーソフトに苦しんだフェラーリ。ベッテル「レースではアドバンテージがあるはず」
ベッテルは、フェラーリには予選でフロントロウを獲得するポテンシャルがあったと語り、7番手に終わった予選を悔やんだ。













フェラーリは、ソフトタイヤよりもスーパーソフトタイヤでペースが得られず、セバスチャン・ベッテルはこの状況を”不自然”だと表現した。
キミ・ライコネンとベッテルは、予選Q2ではソフトタイヤでベストタイムを記録。ソフトタイヤで決勝をスタートすることになった。しかし予選Q3ではペースに苦しみ、ライコネンが6番手、ベッテルは7番手に終わってしまった。
「僕らチームにとって、今日はがっかりする結果に終わったと思う。僕らには、グリッドの2列目、少なくとも3列目には並ぶポテンシャルがあったはずだ」とベッテルは予選後に語った。
「でもそうはならなかった」
「僕らは、スーパーソフトタイヤでペースを得るのに本当に苦労した。ソフトでは、すごく良かったと思うんだけど。僕らはスーパーソフトで苦しんで、速さが十分ではなかった」
「スーパーソフトと比べて、ソフトの方が速く走れたってことは、スーパーソフトよりソフトの方がグリップを得られたってことだ。それはすごく不自然なことだ。調べてみる必要がある」
「今朝の時点ですでに、スーパーソフトに苦しんでいた。結果には満足できない。昨日は問題にならなかった。コンディションの影響で、こういうことが起きたんだ。今日は晴れて、午後はトラックが昨日より熱くなった。昨日は曇っていたからね」
「全体的に、タイヤを作動させることに苦しんでいた。それか、タイヤからグリップを引き出すことに苦しんでいたんだ。好きな方を選んでいいよ!」
レースでのアドバンテージを期待するベッテル
ベッテルは、彼の前方からスタートするレッドブルの2台と、フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグと違って、ソフトタイヤでのスタートとなることについて、戦略面でアドバンテージがあることを願っている。
「そうなったら面白いよね」とベッテルは語った。
「明日は予選とは完全に異なる。レースペースという点で、僕らに利があって、正しい戦略を見つけられるように願っている」
「全体的には、今週末はすごくポジティブだった。おそらく予選までは」と彼は語った。
「だから、僕は本当に予選を楽しみにしていた」
「僕から見れば、マシンは今日、フロントロウを獲得することができたと思う。楽観的になっていたとは思っていない。現実的だった。けど実際、予選6番手と7番手に終わり、現実ではないことがわかった」
「明らかに、何かがうまくいっていない。けどこのトラックでマシンのフィーリングは良いんだ。それを明日見せられたら良いな」
「けど、間違いなく最初は落ち込んでいた。うまくいっていたら、決勝をフロントロウからスタートするのと比べて、7番グリッドからスタートするのがどれだけ大変か、説明する必要がないんだからね」
「レース序盤に関しては、タイヤ戦略の面でおそらくアドバンテージがあるだろう。明日、何が起こるか見てみよう」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | メキシコGP |
ロケーション | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス |
ドライバー | セバスチャン ベッテル |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Adam Cooper |