スーパーソフトは使いづらい? トリッキーなデグラデーションに悩むドライバーたち

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スーパーソフトは使いづらい? トリッキーなデグラデーションに悩むドライバーたち
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2016/08/26 23:40

予想以上に高いスパの気温。そのため、多くのドライバーがスーパーソフトタイヤの扱いに苦労している。

Mario Isola, Pirelli Racing Manager (Left) with Paul Hembery, Pirelli Motorsport Director (Right)
Pirelli tyre technicians
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB12
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB12
Valtteri Bottas, Williams FW38
Valtteri Bottas, Williams F1 Team

 今週のスパの気温は予想よりもはるかに高く、そのためタイヤも予想よりも多くのダメージを受けている。

 金曜日の走行ではタイヤの磨耗は過度にダメージを受けているようで、チームは予選及び決勝でどのタイヤを選ぶかについて、困難な決断を迫られている。

「この気温のせいで本当にトリッキーなんだ。スーパーソフトタイヤは、スパのようにタイヤに大きな負荷がかかるようなサーキットでは、セクター1と多分セクター2まではよくて、そこで終わってしまうんだ」とウイリアムズのバルテリ・ボッタスは語った。

「ソフトを使っても、ロングランの間、信じられないほど慎重にタイヤを扱わなくちゃいけない。特にタイヤの内圧が高い状態で走らなくちゃいけないから、それが厄介だ」

 レッドブルのダニエル・リカルドは「スーパーソフトは明らかに扱いにくい。アタックラップの最後まで機能させるのが難しいんだ。なんとか保たせても、結局期待しているほど大きなパフォーマンスの向上にはならない」と語った。

「燃料が重い状態はさらに厄介だろう。僕はその状態で数周したけれどたくさんスライドしていた。それはこの暑さのせいだと思っているけど、日曜日の戦略やその他の全てをもっと面白いものにしてくれるだろう」

 ピレリは、スーパーソフトとソフトのラップタイム差を1.2秒だと予測しており、ミディアムはソフトより1.5秒遅いと見ている。

 このような状況にあるため、決勝のスタートでスーパーソフトタイヤを使わずに済むように、Q2をソフトタイヤで通過しようとするチームが出てくる可能性は十分にあるといえよう。

 ピレリのF1レーシングマネージャーであるマリオ・イゾラは「ベストな戦略は、ミディアムとソフトを使うことであり、スタートでスーパーソフトタイヤが5、6周保てば、2回か3回のピットストップとなるだろう」と語る。

「彼らはミディアムを使うかもしれない。それが1番遅いタイヤだというのはわかっているが、デグラデーションがとても小さいのであれば、決勝に向いたコンパウンドになる可能性がある」

「予選Q2で誰かがソフトタイヤを使うのかどうか、見るのが面白くなるだろう。ソフトタイヤで決勝をスタートできるからね。明日見る上で良いポイントになる」

「スーパーソフトタイヤを使ったドライバーは、最初のスティントが短くなる。燃料が満タンの状態でのロングランは、デグラデーションが非常に大きいからね。予選の状況と満タンではとても大きな違いがある」

 ピレリは、最新の天気予報では土曜日からは金曜日よりも涼しいコンディションになるとしており、デグラデーションのレベルが多少緩和されるだろうと考えている。

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シリーズ F1
イベント ベルギーGP
ロケーション スパ・フランコルシャン
ドライバー ダニエル リカルド 発売中 , バルテリ ボッタス 発売中
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース