ソチ五輪サーキット、オーバーテイク増加目指しコース改修へ

ロシアGPの主催者は、オーバーテイクを促進すべく、ソチのサーキットに変更を加えることについて、F1及びFIAと議論を行っている。

 ロシアGPは、2014年からF1の開催カレンダーに加わった。舞台となるソチ・オートドロームは、ソチ冬季五輪の会場となったオリンピック・パーク内に作られており、完成当時は話題を呼んだ。しかしこのサーキットはツイスティかつスムーズな路面であり、賞賛されるようなレースが展開されたことはない。また、オーバーテイクシーンも少なく、戦略の幅もほとんどなかった。そのためグランプリの主催者は、サーキットを変更することを検討している。

 昨年からF1のオーナーに就任したリバティメディアも、F1をよりエキサイティングなモノにすべく、各サーキットに変更を加えることを計画。さらにF1のモータースポーツ・マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは昨年、ロシアGPをより良いレースにするためには、ソチのスムーズな路面に対処する必要があると語っていた。

「ソチのように非常にデグラデーション(タイヤの性能劣化によるタイムへの影響)が少ないサーキットでのレースは”挑戦的”だ。ワンストップで走り切れてしまうのだから」

 そうブラウンは語った。

「タイヤは劣化しない。だから、レースを走り切れてしまう。パフォーマンスの差を生みだすこともない」

 これに呼応する形でロシアGPのプロモーターは、現状を打破するために何ができるのかを評価していることを明らかにした。コースのレイアウトを変更することはできないものの、路面の舗装を変更したり、コーナーの幅を広げることで、問題を解決しようとしているという。

 ロシアGPのプロモーターであるロズゴンキ社のCEOであるアレクセイ・ティトフはmotorsport.comに対し、次のように語った。

「ファンの皆さんは、ソチ・オートドロームはそのレイアウトによって、オーバーテイクには少し足りないことを理解している」

 そうティトフ氏は語った。

「我々が(F1レースディレクターの)チャーリー・ホワイティングやFIA、そしてFOMと緊密に協力し取り組んでいるのは、それが理由だ」

「我々は技術的な調整を少し加えることで、状況を変えようとしている。その変更は、必ずしもグランドスタンドやテレビの映像で分かるようなものではない。しかしこれらの調整により、オーバーテイクが増し、レースを改善できることを願っている」

「理論的には、コースの一部を広げたり、あるいは狭くしたり、さらにはタイヤへの影響を変えるためにアスファルトを変更したりすることができる。これにより、チームに異なる戦術を使わせることができるようになる」

 しかしこの変更は、今年のグランプリまでに実施されるというわけではないようだ。

「2018年のグランプリまでに、それができるとは思っていない。しかし、我々はこれらのアイデアを模索している。そして、状況を改善することを目指しているのだ」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース