ダブルイエロー区間通過時のタイム更新は不可能。基準明確化を全ドライバー歓迎

FIAが土曜日に導入した新基準により、ダブルイエロー区間を通過した際のタイム更新は不可能に。ドライバーたちはこれを歓迎しているようだ。

 FIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングは以前、ダブルイエローが振られている時は、誰もタイムを記録することができないとしていた。しかし、この件についてドライバーミーティングで話し合いが行われ、土曜日からは新基準が導入されることになった。この新基準によれば、イエローフラッグが振られている区間を当該時に通過したドライバーだけが、その影響を受けることになった。

 今まで、スローダウンをするというよりはむしろ、”データ上でアクセルペダルをリフトしたこと”を証明できるかどうかが焦点となっていた。しかし、この新しい基準では、完全に減速することが求められており、アタックを継続して、”意味のあるラップタイム”を記録することは許されない。

 つまり、ダブルイエローが振られている区間を通過したドライバーは、その区間で著しく減速しなければならず、タイムを更新することができないと明確化されたのだ。

 シンガポールGPの予選で十分な減速をしていないと見なされ、グリッドペナルティを受けた、フォースインディアのセルジオ・ペレスによってこのルールは提案された。シンガポールGP以前には、メルセデスのニコ・ロズベルグがハンガリーで似たような違反をしているが、ペナルティを逃れている。

「当然、僕らはシンガポールでスチュワードの所に行ったよ」とフォースインディアのスポーティングディレクター、アンディ・スティーブンソンはmotorsport.comに語った。

「弁護のために同じような、もしかしたら今回よりも悪質な違反を、ロズベルグがハンガリーで犯したにもかかわらず、ペナルティを科されなかったことを指摘した」

「我々がチェコ(ペレス)の方が早くスローダウンしていたことを証明したにもかかわらず、スチュワードは彼の方が悪質だと判断した。彼はブレーキを踏み、ギヤを下げ、スロットルを戻し、0.4秒タイムを失った。スチュワードはそれでも十分じゃないと思ったようだね」

「昨日のドライバーミーティングで、チェコはチャーリーにそれを提案した。彼は基準をどこにするか混乱しており、彼らのやっていることが十分でないと感じていたと述べた。その後、ダブルイエローが振られている時は議論の余地なく、基本的にラップを諦めるべきだと語った」

 いくらか討論が行われた後、新しい解釈をすべてのドライバーが支持した。

「ドライバーとチャーリーの間でたくさんの会話があって、すべてのドライバーがグレーゾーンがあまりにも多かったと感じた。誰もそんな状態は良しとしていない」とスティーブンソンは語った。

「主な理由は安全のためだ」

「今年起きたようなことでは、ファンがさらに離れていってしまう。ドライバーは、彼ら自身がペナルティを科せられないようにスローダウンし、なおかつあまり多くのタイムを失わないようにしていることがわかった。基本的には速く走っている時にトラブルに遭うのだから、ドライバーからそれを奪ってしまえば、彼らはそれ以上このことについて考えなくて良くなる」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース