「チームオーダーを排除すべき」ペレス”自由なバトル”の必要性を主張
今季同士討ちを繰り返したペレスとオコン。その当事者であるペレスは、他チームの脅威に打ち勝つためにも、来季は自由に戦うべきだと主張する。

セルジオ・ペレスは、来季多くのチームが競争力を上げてくると考えており、それらのライバルに打ち勝つためには、フォースインディアは来季”チームメイトバトル禁止”のチームオーダーを排除し、ドライバー同士に自由に競争させるべきだと主張している。
ペレスと彼のチームメイトであるエステバン・オコンは、今季複数回にわたりチームメイト同士での接触を繰り返した。その結果フォースインディアは、チームメイト同士によるバトルを禁止することになった。
「来季がどのくらい厳しい戦いになるのか、僕らは理解しなければならない」
ペレスはそうmotorsport.comに対して語った。
「ルノーとマクラーレンは、来季僕らの脅威となるだろう。その戦いに打ち勝つためには、僕らは自由に走る必要がある」
「僕らはまた、シーズン最初から戦い、そしてシーズンを通して戦闘力を発揮するために、はじめから競争力のあるマシンを持っている必要がある」
ペレスはベルギーGPでの”同士討ち”以降、オコンとの関係は改善していると語り、それぞれが自らの立ち位置をわきまえていると語る。
「ベルギーでは、僕らの関係は最悪だった」
そうペレスは語った。
「しかしそれ以降、状況はずっと良くなっている」
「僕らはプロとして働いている。チームのために働かなきゃいけないことを知っているし、特に来年に向けては、彼らのために最善を尽くさなければならない」
「今苦しんでいるビッグチームからの脅威を考えると、それは難しい挑戦になるだろう」
ペレスは今季、ドライバーズランキング7位でシーズンを終えた。一方でオコンは、フォースインディア加入1年目、F1フル参戦も1年目だったにもかかわらず、ランキング8位。ペレスとのポイント差はわずか13だった。
そのオコンの働きぶりについて、ペレスは次のように賞賛した。
「彼は以前のカテゴリーと、それまでの複数のF1チームとの関係性により、よく準備されてF1にやってきた。それは僕らにとってもとても良いことだった」
そうペレスは語る。
「すべてのドライバーの個性・魅力は異なる。確かに、エステバンは速くなれる人物だ。彼は必要なことを理解している。それは重要なことだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | エステバン オコン , セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Lawrence Barretto |