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ディ・グラッシ「F1はフルキャノピーを恐れすぎている」

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ディ・グラッシ「F1はフルキャノピーを恐れすぎている」
執筆:
2016/04/07 12:59

アウディでWECに参戦するルーカス・ディ・グラッシは、F1の安全対策として導入が予定されているハロのコンセプトは不十分であると考えており、その代わりに大型のキャノピーでコクピットを覆う方法を選ぶべきだと主張している。

Head protection, closed
Lucas di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport

 これまでのところ、フェラーリとレッドブルが、来シーズンのF1に導入される予定のコクピット保護システムについて、異なったコンセプトを提案している。しかし、元F1ドライバーであるディ・グラッシは、F1はWECが使う完全に覆われたタイプのコクピットを使うべきだとしている。

「僕にとって最適なソリューションは、フルキャノピーだ」と、ディ・グラッシはMotorsport.comに対して語った。

「それは、LMPマシンがフルキャノピーを使っているから」

「以前それは開放型だった。しかし、競争が激化し、より効率を高める必要があった。(フルキャノピータイプのコクピットは)全ての側面で優れている。もちろん、空力面でもね」

「僕の意見では、F1マシンはすでに時代遅れに見える。彼らは、中途半端なコンセプトに、挑戦し続けている。例えばノーズだ。奇妙な概念が作りあげられた時、遂にはケータハムのような、掃除機のように見えるノーズになってしまう」

「それは、彼らのキャノピーについての中途半端解決策も同じ……そして、彼らはそれを実施するだろうが、くだらないことだ。彼らは完全なコミットをすることで混乱が起きるのを恐れすぎている。だから、中途半端なコミットにより、実際にどうなるのか、見ていくつもりなのだろう」

「こういうことを、僕はF1で何度も見てきた。2009年の巨大なフロントウイングもその良い例だ」

 ディ・グラッシは、安全性と性能の観点から、フルキャノピータイプがF1のために有益であるだろうとしている」

「ルールを作る人たちにとって大切なのは、方向性をしっかりと指摘し、エンジニアがそれぞれの仕事ができるようにすることだ」と彼は言う。「安全性は、時にはクラッシュテストの結果とは別の事象も重要になることがある。しかし、キャノピータイプに欠点はないと思う」

「これは、安全面でも、空力面でも、良い選択だと思う。僕は、F1が近代化することに賛成。マクラーレンが提案したり、レッドブルが2010年に発表したX1など、大好きだよ。それらは、F1が歩むべき次のステップだと思う」

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シリーズ F1
執筆者 Pablo Elizalde