デビュー1年目のバンドーン、シーズン中の自身の進化に”満足”
マクラーレンのバンドーンは、2017年のF1シーズンが進むにつれて快適に走れるようになり、自身の改善を実感していると語る。

マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、2017年のF1シーズンが進むにつれて「これまで以上に」快適に走れるようになり、「自分のモノになってきた」と語る。
今季F1フル参戦デビューを果たしたストフェル・バンドーン。しかし開幕から5戦続けてQ1突破を果たすことができず、シーズン前半は特に苦労を強いられた。
しかしバンドーンは、自身のドライビングスタイルを変化させた。これについてチームのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、”ハードワーク、信頼、自信、才能”が、彼を変えるのに役立ったと説明する。
シーズン開幕当初、チームメイトのフェルナンド・アロンソとの最速タイムの比較で、1.439%遅れていたバンドーン。しかし19レースを終えその平均値は、0.423%にまで減少させている。
「今年は浮き沈みが激しかった」
最終戦アブダビGPを前にバンドーンはそう語った。
「今年は厳しいスタートを切った。しかしシーズンが進むに連れ、チームと共に一生懸命仕事をしてきた。そして、自分のモノにできてきたと感じている」
「コクピットの中ではこれまで以上に快適に感じるし、シーズン後半の僕の進歩には満足している」
「すごく挑戦的な1年だった。でも、たくさんのことを学ぶことができたので、結局は有益な1年になったと思う。来年何ができるのか待ち遠しい!」
バンドーンは第19戦ブラジルGPまでに13ポイントを獲得し、ドライバーズランキングで16番手につけている。チームメイトのアロンソとの差はわずか2ポイント。そしてマクラーレンはここまで28ポイント獲得し、ランキング9位をほぼ確定させている。
マクラーレンにとって今年は厳しい1年となったが、来季からはパワーユニットをルノー製に変更。真価が問われる年となる。
「結果は残せなかったが、我々は戦ったし、今年チームが成し遂げてきたことについては誇りに思っている」
そうブーリエは語った。
「我々のチームの全てのメンバーが、レースごとにパッケージを改善してきた。今週末も例外ではなく、シーズンが終わる前に全てのセッションを最大限活用しようと努力している」
「我々のパッケージを評価し改善し、そして来年に向けた貴重な教訓を学ぶために、コース上の全ての機会を活かす。今週末も、これまで同様に重要になるだろう」
「2017年と2018年のレギュレーションに、大きな変更点はない。我々が特に最後の数レースで手にした多くのデータは、我々が冬の間に良いポジションに立ち、来年のパッケージを作る上で重要な意思決定に役立つということを意味する」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Lawrence Barretto |