トロロッソ「ホンダとのパートナーシップは野望実現への出発点」
トロロッソのジェームス・キーは、ホンダとの新しいパートナーシップは、F1での野望を実現するための出発点になるだろうと考えている。

マクラーレンはホンダとの契約を今季限りで打ち切ることを決めた。その結果、トロロッソはホンダと契約することとなり、チーム史上初めてワークス体制を手に入れ、2018年シーズンに挑むこととなった。
トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、チームによって非常に重要な瞬間だと語る。
「とてもエキサイティングな感じだ」
キーはそうmotorsport.comに対して語った。
「本当の意味での出発点のようなものだ。チームの次なるステップを生み出すことになるからだ。そしてそれは、今までは不可能なことだった」
「大きなチャレンジだし、重大な責任が生じる。でも、サプライヤーを持つよりもパートナーを持つ方が良い」
「プロジェクト全体について話をすることができるし、世界的にベストなソリューションを可能にすることができる」
またキーは、ホンダとのコミュニケーションは非常にうまく行っていると語る。
「コミュニケーションの流れは非常に良いし、リクエストや質問への応答については、彼らは驚くほど迅速だと言わなければならない」
そうキーは語った。
「彼らは使うことができる情報を多く持っているように見えるし、特定のデータが必要な場合にはそれをかなり早く見つけることができる」
「技術的な議論をたくさん行った。彼らはそれをサポートしてきたし、とてもうまく伝えてきた」
トロロッソとホンダの契約は、チームが2018年型マシンの開発を始めた後に決まった。しかしキーは、2016年シーズンに向けてフェラーリとの契約がまとまった時よりもはるかに良いと評価する。
「決定の遅れや方向性の変化に対応するため、我々はチームに柔軟性を構築してきた」
そうキーは語る。
「我々はこれまでに何度もそういうことを経験してきた。だから我々の計画は先を見越し、可能な限り事前に考えておく」
「何かが起こりそうに見える場合は、すぐに”もし”というシナリオに備えて話を始めておく」
「2015年のフェラーリの状況よりも、数カ月早い。やるべきことはたくさんあるが、対処するのはより楽になった」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Adam Cooper |